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先進的な社会貢献活動に取り組む企業を学生が訪問 VOL.2 ユニクロ~(株)ファーストリテイリング

2016.07.13 (水)

ファーストリテイリングのシェルバ英子さん(右)と豪田ヨシオ部インターン生のカイト(右)
 

全商品リサイクル活動をきっかけに難民問題と出会ったユニクロ

 

 豪田ヨシオ部インターン、法政大学3年生のカイトです。私たち大学生が気になるところへ世界中どこにでも(?)潜入する「突撃!豪田ヨシオ部」。今回も先進的な社会貢献活動に取り組む企業を取材させていただきました。ホームページなどだけではうかがい知れないその企業の生の情報や魅力をレポート! ご期待ください!!

 

難民受け入れに消極的な日本

 

FAST REATING-8_シェルバさんインタビュー中 6月20日は「世界難民の日」でした。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が公表した年次報告書によると、避難を余儀なくされた人々は約6,530万人に達し、過去最多となりました。一方、日本の難民受け入れは、今年1月~3月に2,356人の難民申請があったのに対して、認定は1人だけ。日本は非常に消極的で、多くの課題を抱えていると言われています。

 そんな中、ユニクロ事業などを世界的に展開する(株)ファーストリテイリングが、世界の難民支援や日本での難民雇用に積極的に取り組んでいると聞きました。ファッションやアパレル業界に関心があり、また、大学で国際協力論を学ぶ僕は、その取り組みのきっかけや内容を詳しく知りたいと思い、同社CSR部のシェルバ英子さんにお話を伺いに出かけました。

 「実は私たちは難民支援を目的にCSR活動を始めたわけではないのです」とシェルバさん。2001年、ユニクロはお客様が着られなくなったフリースを回収し、燃料や電気エネルギーとして再利用する活動を始めました。「ところが、大切に着ていただいたお客様が多く、集めた服の状態はいいものばかり」。原料などにリサイクルするのはもったいないこと、フリース以外の商品も回収してほしいというお客様の声が徐々に増えたことから、ユニクロは2006年、全商品リサイクル活動FAST REATING-37_シェルバさんポスター前を始めたのです。

 2006年はグローバルにビジネスを展開していこうという時期。ユニクロのリソースを活用し、世の中を変えていくことができないかと考え始めた時期でもあったそうです。そこでシェルバさん達は、服を活かした活動ができないかと様々な団体を訪ねた結果、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と出会いました。「どこの国・地域にどれほどの難民がいて、どのようなニーズがあるか、UNHCRはきちんと把握され、運ぶ手段もありますが、衣服にかける予算が無い。UNHCRが望むことと、ユニクロができることがマッチし、私たちはその時、初めて難民問題に出会ったのです」とシェルバさんは振り返ります。

 全商品リサイクル活動で回収された服のうち、もう着られない服(約10%)は燃料としてリサイクル。まだ着られる服(約90%)は難民をはじめ服を必要としている方々に届けられています。

 

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