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【コロナ禍】大学生が訴えたいこと「政府の対応」「倫理観」「既存の社会システムに対する疑問」

2020.06.02 (火)

 
 これまで第一弾と第二弾をレポートしてきましたが、最後の第三弾は「コロナ禍の体験を通じての意見や訴えたいこと」をまとめて紹介します。

「大学生と企業が力を合わせて SDGs達成を目指す」をキャッチフレーズにして活動している「豪田ヨシオ部」(運営:株式会社クリエイティブPR)は、現役大学生約100人以上に対して「コロナウイルス」に関するアンケートを実施した。

【調査概要】
調査名:「コロナウイルスアンケート」
実施機関;「豪田ヨシオ部」(株式会社クリエイティブPR)
調査日:2020年5月14日(木)~2020年5月20日(水)
調査対象者:主に首都圏の現役大学生 ※大学院生、休学中学生も含む
中央大学、明治大学、青山学院大学、国際基督教大学、成蹊大学、慶應義塾大学、立教大学、日本工業大学、日本大学、東洋大学、千葉大学、立命館大学、関西学院大学、京都大学、大阪大学、新潟大学など
回答者数:112人(2年~4年生、女性64名、男性48名)
暮らし:実家暮らし70人、ひとり暮らし35人、寮暮らし4人、同棲1人、親の社宅1人、親戚宅1人

 今回の「コロナウイルス」の影響で、リモートワーク、外出自粛、マスクやティッシュペーパーなどの買い占めや転売、自粛警察、誹謗中傷、リストラ、倒産、営業自粛要請、緊急事態宣言、医療崩壊、政治判断、現金給付、授業延期、オンライン授業、フェイクニュース、アベノマスク配布、県外ナンバー狩り、DVなど様々なトピックスが浮上した。

 大学生はコロナ禍を通した経験をどのように受け止め、どのように考えたのでしょうか。「政府」「オンライン・リモートワーク」「倫理観について」「社会システム」のジャンルごとにまとめて一部を紹介します。
 

政府の対応に不満の声も…自分たち学生を含めた国民の安全を守ってほしいとの願い

 
安倍政権のマスク配布枚数の決定や当初の予定の家庭ごとの10万円支給は、日本の古来の「家」制度の意識の名残を伺えて、安倍さんに対する疑問が深まりました(4年生・女性)

政府からの給付金や休業手当などもう少し簡易に迅速にできるようになれば休業要請解除後の経済的な安定が見込まれるのではないかと感じた(4年生・女性)

政府が強行的な姿勢を摂れないのは、民主主義が揺るがされるなどの声があるからだと聞きました。そんな声にも揺るがず国民の安全を守れる政府になって欲しいなと思いましたし、そんなことを言う一部の日本人は馬鹿馬鹿しいと思いました(4年生・女性)

スーパー等ならバイトはいくらでも募集してるから働けという主張がありますが、コロナウイルスに感染しないように外出自粛していることと矛盾しています。感染を避けるために外出自粛しているのに、学生には新たにバイトを探して自分で稼げというのはおかしいと思います。社会人の方のようにテレワークでできるバイトなどありません。若者が感染源になり得ると言われていた中で、働きに出る方がおかしいと思います。
学費に関しても、大学側も授業のオンライン化等で大変だと思いますが、普段使用していた図書館で本が借りれなくなったり支障が出ていますし、証明書発行を依頼する際もわざわざ切手を貼った返信用封筒を書類とともに送らなければならないです。このように通常なら発生しない出費が積み重なり、経済的負担になっています。
また、授業を行わず、資料をWeb上に公開して、レポートを提出するだけという授業も多いです。授業の質が維持されているとはとても思えません。そのため、学費の減免や全学生への給付金があって然るべきだと思っています。給付金は経済的に困窮した学生に限るという不明瞭な基準を設ける意味がわかりません。全ての学生が不利益を受けていることをわかってほしいです。
(4年生・男性)

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