「環境と人権を考えることこそがSDGs達成への道!」 環境マネジメントのプロ・サティスファクトリー小松会長が伝える!!
SDGs企業研究 世界では、海洋マイクロプラスチック、食品ロス、埋立地の最終処分場、CO2排出量など様々なゴミに関する課題や問題を抱えて … 続きを読むSDGs企業研究
ファッション業界の環境問題「安い」「カッコイイ」「可愛い」だけで本当にいいの!? アダストリアが生み出す衣服の再価値化
2021.01.05 (火)
原材料の見直しや社員の意識改革も進行中!
アダストリアでは現在衣類ロスの他にも、原材料の見直しにも取り組んでいます。環境への影響を最小限に抑えながら、生産レベルを維持できる方法で栽培されているサスティナブル・コットンの使用がそれで、2025年までに商品に使用する全てのコットンをこうした環境負荷や現地の労働環境に配慮した原材料に変更する予定だそうです。それに加え、ポリスエステルやレーヨンをはじめとする素材においてもサステナブルな原料への切り替えを推進しています。
また社員に向けては、栃木県の環境NPO団体である「渡良瀬エコビレッジ」に協力してもらい、コットンの原料である綿花がどのようにしてできるのか、有機栽培を通して体験できるプログラムを導入。毎年多くの社員が参加を希望し、環境に対する意識も高まっているそうです。
▲「渡良瀬エコビレッジ」にて
「こうした改革がスムーズにいくのは従業員の間でSDGsやCSRに関する注目が高くなっていることが影響しています。各地域を管轄している支店が衣料品回収等のイベントを通じて環境に配慮したライフスタイルついてともに考える機会をお客さまに提供することもあり、また事業としてどういったことに取り組むべきか、いち従業員から意見が上がってくることもあります」(藤本さん)
さらに、同社は衣類ロスや生産過程で発生する廃材、CO2などファッション業界が抱える社会課題を一社だけで解決しようとするのではなく、業界全体で解決方法を考えるため「For Fashion Future」というイベントを昨年に開催しています。
「ファッション業界のこうした課題は、サプライチェーンが長く広範囲に渡るという背景もあり、一社だけでは解決できません。はたから見れば競合同士が協力し合うのは不思議に見えるかもしれませんが、いまこそ業界全体で取り組むべきというのが弊社の考えだからです」(藤本さん)
▲「For Fashion Future」の様子
アパレル業界やファッション業界は、比較的に若者と身近な存在です。アパレルやファンションを通じて、若者にどのようなことを期待しているのでしょうか?
「ぜひ一緒に社会を変えていければと思います。SDGsや環境問題などは、若い人の方が関心も高いと思うので、一緒に考えて、積極的に意見を出してくれればと思います。そういった声が数多く上がることで、結果的に消費者の声を企業側も無視できなくなり、ファッション業界は良い方向に変化していくと思います」(藤本さん)
株式会社アダストリア
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