SDGs企業研究

「CSRとは呼ばない！」hhc理念に基づくエーザイが取り組む製薬会社ならではのSDGs!!

法政大学2年生リン子

2019.03.25 (月)

　こんにちは！　豪田ヨシオ部インターン生、法政大学2年のリン子です。

　まず、エーザイの理念である「hhc（ヒューマンヘルスケア）」とは、一体どのような内容なのでしょうか。

エーザイは、ヘルスケアの主役が患者様とそのご家族、生活者であることを明確に認識し、そのベネフィット向上を通じてビジネスを遂行することを企業理念に掲げています。この理念を一言に集約したものをhhc（ヒューマン・ヘルスケア）と呼び、社員一人ひとりが患者様の傍らに寄り添い、患者様の目線でものを考え、言葉にならない思いを感じ取ることが重要であると考えています。
（エーザイHPより引用）

　エーザイでは、すべての従業員が年間業務時間の約1%、年に1、2日を”hhc”活動に当て、理念を体現化しています。

　例えば、創薬研究者が認知症の方と折り紙を教えてもらいながらコミュニケーションを図ったり、工場の社員が医療現場に赴き実際に患者さんと直に触れ合う活動を行なっています。実際に現場の方々との触れ合いの中で次の研究や開発に関するヒントを得るだけでなく、社員が改めてエーザイという企業の活動価値を再認識し、社会的責任の意識を高めているそうです。

　飛弾さんは、「hhcは、世間的にはいわゆるCSR活動に近い内容と受け取られますが、弊社ではCSR活動とは区別しています。CSR活動は会社の状況によって、活動の規模が変わることがあると思いますが、”hhc”活動は会社に時間的、お金的余裕があるから行っているのではなく、会社の事業の一部だという想いからCSR活動とは呼んでいません」と説明。

　エーザイが行っている”hhc”活動は今自分たちに求められていることは何なのか、実際にお客さんや患者さんと接することで気づくためなんですね。そうした、生の声を聴こうとする取り組みはどんな業界でもとても大切でありお客さんに寄り添った行動だと思います。エーザイが行っている”hhc”活動について詳しい内容はコチラです。

　また、このhhc活動は国内の各事業所だけではなく、世界各国の子会社や関連会社でも行われているそうです。特に製薬会社という特徴もあり、SDGsの項目の中で3番“すべての人に健康と福祉を”を中心に、以下のSDGs項目にも力を入れて活動を行っています。