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あなたの服が“希望の毛布”に。オンワード、カザフスタンへリサイクル毛布4,000枚を寄贈

2025.11.03 (月)

あなたの服が、『希望をつなぐ毛布』になる。

服の循環から、生きるための温かさへ。オンワードホールディングスは衣料回収「オンワード・グリーン・キャンペーン」を通じて再生したリサイクル毛布4,000枚を、日本赤十字社の協力のもとカザフスタン赤新月社へ寄贈しました。10/21(火)カラガンダ州、10/22(水)アクモラ州で寄贈式が行われ、社員が現地の人々へ直接手渡しで届けました。

 

どんな人たちに届くの?

カザフスタンは厳しい寒波に見舞われる地域があり、冬季は氷点下40度に達することも。暖房が十分ではない家庭も多く、障がいのある子どもがいる世帯、多子世帯、低所得世帯など、支援を必要とする家庭に向けて毛布が配布されます。命を守る“必需品”として、冬の生活を支えています。


グリーン・キャンペーンとは?

2009年に始まったオンワードの衣料回収活動。これまでに約180万人から約934万点の衣料が寄せられ(2025年8月末時点)、再資源化した繊維は毛布軍手などに生まれ変わり、被災地や生活困窮者へ届けられてきました。今回を含め、毛布の寄贈は累計49,500枚に到達。
「着なくなった服を社会の力に変える」——そんな循環を生み出す活動です。

衣料回収の内訳(リユース・リサイクル/廃棄ゼロ)

現地の声

  • 寒い冬を乗り切るのに非常に助かります。支援があることで一人じゃないと感じられて幸せです」— 母リュドミラさん・息子キリルさん
  • 寝具として使います。柔らかくてぐっすり眠れそう。日本の皆さんにありがとう」— 祖母リュドミラさん・孫ディミャンさん

あなたにできる、もう一歩のアクション

  • 服は回る、想いも回る。 タンスで眠っていた一着が、極寒の地で“命を守る温度”に変わる。
  • 寄付は“作る”にも効く。 回収→資源化→毛布というアップサイクルの実践は、循環型社会のリアルな学び。
  • 一緒に広げよう。 学園祭・サークルでの回収ボックス設置、学内SNSでの周知など、キャンパス発の連携も可能。

これまでの主な寄贈先

バングラデシュ、カザフスタン、日本(東日本大震災被災地)、中国・四川、モンゴル、ネパール、ミャンマー、ベトナム、インドネシア、インド、ラオス、タジキスタンなど。
今回(第15回)の支援先はカザフスタンです。

豪田ヨシオ部 編集部より

「社会貢献=大きなお金」じゃなくていい。着なくなった服を回すことからでも、世界のどこかで確かなぬくもりに変わる。衣料の循環に参加する一歩を、あなたのキャンパスから

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