イベントレポート

ソフトバンク、豪田ヨシオ部「小学生にスマホってありですか？」親子討論会レポート

日本大学3年生ゆか

2018.11.16 (金)

学校では教えてくれないスマホとの正しい向き合い方～子供向けセミナー～

　子供向けのセミナー「親も安心！　10分で簡単スマホとの向き合い方」ではソフトバンクの浦田仁志さん（以下、浦田さん）がクイズ形式で楽しく「マナー」「ルール」「対人トラブル」について、小学生のみんなに教えてくださいました！　映し出された写真のシチュエーションからこの時どのように思っているかを考えて意見を言ってもらいました。３つのジャンルの中で最も盛り上がっていてワークショップでも出てきた「対人トラブル」について詳しくご紹介します！

　先程のワークショップの心配事でも出てきた「対人関係」についての問題では、子供同士が向かい合ってスマホをいじっているシチュエーションです。まず、お互い楽しそうに画面を見ている写真が映し出され、「メールで盛り上がっている」「2人共ゲーム楽しい！」という意見が出てきました。

　ここで浦田さんが「スマホは1人でも楽しいけど友達とも遊べていいよね。それを踏まえてこれはどうかな」とお互い困った顔をして画面を見ているシチュエーションに切り替えました。すると「事件が起こっている」「お金を請求された」「悪口を言われているのを見つけた」という意見が出てきました。

　これらの意見を聞いて「簡単に色々な人と連絡を取れるから、相手を傷つけていないか相手の事を考えて欲しいな」と浦田さんからコメントがありました。このコメントに対してみんな真剣に耳を傾けていました。

　ワークショップ２の時の子供たちは「親になった気持ちで考える」という事が難しく、すんなり意見が出てきませんでした。しかし、ここでは意見が出るのが速くなっていてワークショップで学んだ事が活かされ、考えられなかったことも考えられる様になっていました。

▲先輩たちの失敗談に興味津々な子供たち

▲失敗談を小学生に語る大学生

　そして各問題の後には先輩（大学生とソフトバンクの若手社員）の失敗談のコーナーもあり、次の様な失敗談が出てきました。

「ゲームに夢中になって成績が下がった」
「マナーモードにするのを忘れていて電車の中でアラームが鳴って周りの人に迷惑をかけてしまった」
「LINEの友達追加で出てきた人が知り合いだと思い込んで連絡を取ったら人違いだった」

　など他にもたくさんの失敗談が出てきました。先輩の失敗談を聞いた事によって「少し怖くなった」とスマホに対してのイメージが変わった子もいました。それほど失敗談の影響は大きかった様です。

▲最後の3択問題を考えている様子

▲子供側セミナーでの大事なポイント

　最後の問題はスマホはどの様なものなのかを考える問題でした。「１：よいものだ」「２：悪いものだ」「３：よい面も悪い面もあるが、正しく使いこなすことでサイコーになる」の３択から選ぶ問題でした。10分間のセミナーでしっかり内容を理解していた様で、この問題は全員が正解しました。中では「はい！」と自信のある返事と共に手を挙げている子もいました。スマホを使う上で大切なのは「心がけ」。これは子供にとっても大人にとっても大切なことですね。そしてなんと正解したみんなには浦田さんからプレゼントがあり、子供たちはとても喜んでいました。