イベントレポート

ソフトバンク、豪田ヨシオ部「小学生にスマホってありですか？」親子討論会レポート

日本大学3年生ゆか

2018.11.16 (金)

ワークショップ２　親は「目が悪くなる」「いじめに遭わないか」等心配がたくさん　子供は親の気持ちになって考えてみよう！

　続いてワークショップ２の「親が思う子供がスマホを持つうえでの心配事」では子供にとっては難しいお題ですが、親子それぞれどのような意見が出たのでしょうか？

▲親が心配することを考える子供グループ

▲大学生のサポートにより子供からの意見も

　まずは親になった気持ちで頑張って考えてみた子供グループの意見からです！

「依存してしまわないか心配」　（お兄ちゃんが依存しているのを見たから）
「なくしたり壊したりてしまわないか心配」　（お金がかかるから）
「友達とのトラブルがありそう」　（友達に壊されてしまった時にそうなりそうだから）

　親になった気持ちで考えるのは難しいことでしたが、ペアの大学生がしっかりとサポートし、一緒に考えたおかげで色々な意見が出ました。また、「お兄ちゃんが実際にスマホに依存している」という子もおり、兄弟の心配をしている場面も見受けられました。

　一方、現在実際に心配をしている親グループは先程のワークの時よりも皆さん筆の進みが速くたくさんの意見が出てきました。

「目が悪くなったり、姿勢が悪くなったりしないか」
「情報が多いからどれが正しいか判断できなくなってしまわないか」
「スマホに夢中になってコミュニケーションをとる機会が減ってしまいそう」
「いじめや事件に巻き込まれないか」
「スマホでしか調べものをしなくなって本で調べなくなってしまわないか」

　などと健康面や対人関係、教育面を心配する意見が多く見受けられました。

　ワークショップ２の親子の意見を比較してみて、子供は自分だけに起こりうるリスクを心配する意見が多いのに対して、保護者の方々は健康面や教育面、「事件に巻き込まれる」「知らない人とつながらないか」等を心配する意見が多かったです。

　また、両グループ「友達とのトラブル」という意見が出ていて対人関係を気にする点は親子で合致していましたが子供側は「スマホが壊されたら…」という“もの”を通しての対人関係の悪化、親側は「いじめ」「家での会話が減りそう」というコミュニケーションを通しての対人関係の悪化、と少し親子間で考えていた“対人関係”に関する問題でもタイプが異なっている様でした。

　親子間での共通点と相違点は下の図の様になりました。