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ビジネスの根幹を支える障がいのある社員! エフピコが取り組む“戦力”としての障がい者雇用

早稲田大学3年 ぺき

2018.02.09 (金)

 
 こんにちは! 豪田ヨシオ部インタ—ン、早稲田大学3年生の「ぺき」です。
 
 先進的な社会貢献活動に取り組む企業を学生が訪問する豪田ヨシオ部ならではの企業研究。CSR(企業の社会的責任)への取り組みが、消費者や進路を模索する学生との間に信頼・共感を生み、企業の業績に繋がるなど、今や組織の社会貢献活動はビジネスを成功させる上で重要な要素です。そのため、就活生はもちろん、大学1・2年生であっても自分のキャリアを考える上で、企業の社会貢献活動に関する知識を身に着ける必要があります。

 特に、平成30年4月から民間企業で障がい者の法定雇用率が2.0%から2.2%へ引き上げられるなど、今、障がい者雇用の仕組みが少しずつ変わろうとしています。そのため、私たち学生も社会に出る前に、障がい者雇用の現状や具体的な取り組みについて理解を深めておく必要があります。
 そんな中、今回私たちが取材させていただいたのは、「食品トレー」の製造・販売を手掛け、業界ナンバーワンのシェアを誇る株式会社エフピコ。広島県福山市と東京都新宿区に本社を構え、障がいのある従業員をメインとする事業所は、北海道から九州までの23事業所。トップメーカーとしての圧倒的な技術力に加え、使用済み容器を回収して新たな容器を生み出す「リサイクル」、そして製造とリサイクルの現場で「障がい者の人材活用」に取り組んでいます。

 これらの取り組み社会的にも高く評価され、経済産業省が主催する「ダイバーシティ経営企業100選」、企業が環境大臣に対して自らの環境保全に対する取り組みを約束する「エコ・ファースト企業」、福山本社のある広島県が提唱する障がいのある人との共生社会を目指す「あいサポート運動企業表彰」に選ばれるなど、各方面から注目を浴びている企業です。今回は、障がいのある方々が実際に活躍されている茨城選別工場と関東リサイクル工場にお邪魔しました。

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