大学生ネットワーク
学生フェアトレード団体「ドリプロ」が「ラオスフェス」でラオスコーヒーをPR! 「こんなに飲みやすいんだ!」の評価に喜び!!
2019.06.19 (水)
5月25、26日に都内の代々木公園で開催された「ラオスフェス2019」に、学生団体の「フェアトレード ドリップパックプロジェクト」が出店し、ラオスコーヒーのPRや販売を行いました。
「ドリプロ」は元々2011年に東洋大学・社会学部社会文化システム学科アジア文化研究所准教授の箕曲在弘(みのお ありひろ)さんが発起人となり、学生が生産者と消費者をつなぐことを通じて、日本ではあまりなじみのないラオス南部で栽培されているコーヒーを知ってもらうために設立されました。
現在はインカレ団体として大学の垣根を超えて、12人ほどの関東近郊の学生が中心となって活動しています。同団体の特徴といえるのが、現地生産農家の豆を買い取り、持続可能な貿易パートナーシップを結ぶ「フェアトレード」に挑戦している点です。
生産者も消費者も幸せになれるWIN-WINな関係がドリプロの理念!
現在、代表を務めている立教大学3年生の笹野文香さんは、同団体の理念を「生産者も消費者も幸せになれるWIN-WINな関係を目指しています。なので、コーヒーの味は美味しいということが大前提で、商品を正当な価格で提供するため、フェアトレードを実施しています」と説明。
笹野さんによると、ラオスの南部は標高や気候が良質なコーヒー豆の栽培に適しているそうで、こうしたイベントでの活動の大きな目的は、「まだまだ、日本では知られていないコーヒーなので、『ラオスのコーヒーってなんか飲みづらそう』という方々に対して、“実際に飲んで頂いて飲みやすさを知ってもらう”、という点です」と明かしました。
▲ブースには商品やパンフレットを展示。スタッフは積極的に来場者に試飲を勧めていました。
お客様からの「美味しい」「こんなに飲みやすいんだ!」との評価に喜び!
同団体のブースでは、コーヒーの試飲とともに、学生さんたちが来場者に細かくラオスコーヒーの魅力を説明していました。
今回イベントでの活動(ラオスフェス)に初参加したという上智大学・総合人間科学部の2年生の堀部さんは同団体への参加理由を「1年のときなにもサークルとかに入っていなくて、直接ラオスの生産者さんに会いにいけるというドリプロの活動を面白そうだと思って入りました」とコメント。ラオスコーヒーは確かな香りと甘味のある味が特徴だそうで「お客さんに『こんなに飲みやすいんだ!』と喜んでいただけたことが嬉しかったです」と参加した感想を語ります。
▲購入された商品を渡す直前には、焙煎した豆を挽いてから袋に詰めて提供。コーヒーに対するこだわりが垣間見られました
そして、今年が2回目(ラオスフェス)の参加だという中央大学・法学部4年生の小山さんは、コーヒー好きが高じて3年生のときに入ったそうで、「いい意味で自由なところです。基本敬語を話さなくてもよく、『こういうことをやりたい』というのを先輩後輩のしがらみなしで提案できます」と同団体の魅力を説明してくれました。
実際に小山さんは、現地で撮影した画像を使い、ラオスコーヒーの味の特徴などを解説した名刺サイズのカード作成を提案して、実現したそうです。また、同日のブースでのお客さんの反応については「ショップで試飲していただいた方には『美味しい』と喜んでもらえました」とコメント。ただ、コーヒー好きの小山さんとしてはもっとラオスコーヒーを色んな人々に知って欲しいそうで「もっとオンラインストアとかを整えられればなと思っています」とも今後の課題についても話していました。
2日間通して「ラオスコーヒーの魅力をじっくり説明できたのが楽しかった」
2日間、イベントに参加してみた感想を笹野さんに聞くと「今回、出展ブースの位置が奥まった場所で、お客さん自体は例年より少なかったのですが、その分興味を持って覗いてくるお客さんに、ラオスコーヒーの魅力をじっくり話すことができてたので、楽しかったです」と笑顔。観光旅行でラオスといえば北部を指すことが多いそうで、ラオス好きの人々が集まる同イベントでも「南部は行ったことがない」という人が多かったそうです。そういう人にラオスコーヒーの産地である南部の様子を説明することにはとてもやりがいを感じたとのことでした。
また、今後の団体の目標については「例えばコーヒーに興味がある人が入った場合は『ラオスのコーヒーを使ってブレンド作ってみた』とかデザインに興味があればチラシやポスターの作成など、ひとりひとり興味のあることを活かした活動をしていきたい」と語りました。
学生団体「フェアトレード ドリップパックプロジェクト」
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