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中央大学ボランティア「りこボラ!」が「緑化活動」をお手伝い! 理系だからこそ“コミュニケーション力”を重要視!!

2019.05.08 (水)

 
 4月20日(土)、中央大学後楽園キャンパス(理工学部)の大学生が中心となりボランティア活動をしている「りこボラ!(中央大学ボランティア)」が、都内の文京区センターで、同区のNPO法人・緑のごみ銀行が行なっている「自主管理花壇」活動のお手伝いをしました!

 今回の活動では、新歓説明会などで「りこポラ!」の活動に興味を持った14名(男子学生6名・女子学生8名)の新入生が参加。先輩の学生たち3名と共に、緑のごみ銀行代表の松本美智子さん指導の元、文京区センター前にある花壇の整備や水やりなどを体験しました。

 文京区では、みどり公園課の活動の一環として、区が管理する公園、児童遊園、遊び場、ポケットパークなどにおいて、“自主管理花壇”を設置し、区民の方々が中心となった花壇づくりや緑化活動を推進しています。NPO法人・緑のごみ銀行は1998年から活動をしているそうですが、事前ミーティング中に「生まれてない人もいる?」と聞くと、新入生はもちろん、殆どの学生が生まれる前から活動していることがわかり「殆どの子が生まれてないんだ!? みなさんが生まれる前からやっているのね」とビックリしていました。
 

生徒に挿し木の方法をレクチャーする松本さん(左)

 
 ミーティング終了後は花壇に移動して、松本さんが説明した普段の活動の基本となる「水やり」「花柄つみ」「挿し木」「清掃」の作業をボランティアメンバーがそれぞれ分担して行いました。挿し木では今回はゼラニウムを使用していましたが、松本さんは挿し木に関して「本は結構あてにならないことが多い」と話し、「とりあえずやってみて下さい」と説明もそこそこに学生に任せていました。クワで土を耕す作業では男子学生の動きを見て「スジがいいわね」と褒める場面も。水やりや、除草の中でも大変とされるどくだみの除去なども積極的にボランティアメンバーは行っており、松本さんは「一緒に話すと楽しいし、もっと頻繁に手伝ってくれると助かるのに。中央大学に乗り込んで花壇清掃やろうかな(笑)」と話していました。
 

「水やり」「花柄つみ」「挿し木」「清掃」作業にチャレンジ!

 

先輩(赤いジャンパー)も見守る中、緊張の一振り。
 

「人とコミュニケーションをとりたい」「ボランティアの楽しさを実感したい」参加の理由は様々

 
 りこボラ!はその名の通り、中央大学の理工系の学生が中心となって活動をしているボランティアですが、新入生が今回の活動に興味を持った理由は様々なようです。

 経営システム工学科男子学生は「目立ちたがり屋なタイプなので、ボランティアに興味があったというより、楽しそうだなと思って参加しました。活動を通じて人とコミュニケーションをとるのは重要なことだと思うのでこれからも参加したいと思います」とコメント。

 数学科の男子学生は、友人に東日本大震災で被災した人がいたと明かし、「被災地の方を支援できればと思った。今日の活動に関しては、高齢の方が多く、力仕事は大変だとおっしゃっていたので、自分がそういう面で少しでも役に立てたことが嬉しく、今後も活動を続けていきたいと思いました」と説明しました。
 

 
 数学科の女子学生は、普段の生活では気づかれることは少ないが、誰かがやっているはずの、ちょっとした活動というものに元々興味を持ったそうで「実際やってみて、会話を続けながらやっていけたのですごく楽しかったです」と感想を語っていました。

 一方、生命科学科の女子学生は、活動している先輩のキラキラした姿に「こういう人たちのようになりたい」と感銘を受けたとのことで「今回は植物ということで、生命科学科の勉強にも繋がると思ったのですが、作業というより、みんなと喋ったり、NPOの方々と喋ってコミュニケーションをとるのがすごく楽しくて、ボランティアの楽しさを今日は実感できました」と嬉しそうでした。
 

地域での活動を通して環境保護の大切さを知るというのが「りこボラ!」の活動理念

 
 今回の花壇清掃は、現在りこボラ!の代表をしている理工学部情報工学科3年の土屋璃和登(つちや りおと)さんが1年生の時にも体験したそうだが、「当時は簡単な清掃作業だけでしたが、今回は水やりや挿し木などバラエティ豊かで、スゴい充実した内容でした。みんなで楽しくワイワイやっているところを見て、懐かしいなぁと思わず感じました」と回想していました。

 なお、りこボラ!では、元々地域の活動を通して、環境保護などを考えることを重視しているとのことで「今回お世話になった緑のごみ銀行さんも、摘んだ花などをたい肥にかえて山の方に送っていると話も伺ったので、環境を考えるきっかけになると思いました。そういった面で、メンバーが何かアクションをするきっかけになればと思っています」と今回の企画の狙いについても説明していました。
 

「中央大学 りこボラ!」ホームページ

https://sites.google.com/view/rikobora

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