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IT・英語・逞しさがきっと身に付く! 笑いあり涙ありのインド留学体験記

早稲田大学3年生 ぺき

2017.10.06 (金)

 ナマステ(こんにちは)! 豪田ヨシオ部インターン生、早稲田大学3年の“ぺき”です。

 皆さんはこの夏、何をして過ごしましたか? サークル、バイト、インターンなど大学生は挑戦してみたいことがたくさん! また、最近では長期休みを利用して2~3か月の短期留学に行く学生も多いですよね。実は、私も夏休みを利用して2か月間、インドへ留学に行ってきました。今回は私が味わった、濃密すぎる60日間のインド生活をご紹介します!
 

英語と○○が格安で学べる! インド留学という選択肢

 

「インド」と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか? カレー、世界遺産のタージマハル、世界2位の人口大国…。漠然としたイメージはあるものの、よくわからない「未知の国」という印象を持っている方が多いのではないでしょうか? 私自身、今年の春まで、自分自身がインドへ行くなど1ミリたりとも考えてはいませんでした。

 そんな中、3年生に進級し就職活動について考え始めたころ、私の中で漠然とある想いが芽生え始めました。
 
「世界に情報を発信したい。そのためにプログラミングを学びたい」
 
 私は2年生の夏と冬、フィリピンの貧困地域へ行ったことを契機にアジア地域の国際協力に興味を持ち、現地の状況を日本に、世界に発信できるような人材になりたいと思い始めました。
 


▲フィリピンで出会った姉妹。私の価値観を揺るがす旅でした
 
 けれども、よくよく考えてみると私自身、情報発信に関する知識は皆無。現地で見聞きしたことをどうやって人に伝えたらよいのかと悩んでいました。そして考え抜いた末、私は「プログラミングを学んで自分のWebサイトを作ろう。そこに自分が現地に行って感じたことや発展途上国の様子をアップしていこう」という結論にたどり着きました。

 加えて、私は海外で働きたいという夢を持っていたにも関わらず、英語が大の苦手。「どうせなら就活前、自由に過ごせる最後の夏休みを使って、プログラミングも英語もマスターしたい」という思いが日増しに強くなっていきました。そしてインターネットで検索を重ね、行き着いた先は「インド留学」という選択肢でした。

 というのもインドは世界2位の英語話者数を誇っていることに加え、欧米企業のソフト開発拠点として発展してきたIT大国。また、インドは人件費が安いため、Webサイトの開発経験豊富なエンジニアから直にプログラミングを教えてもらえるというIT学習には絶好の環境だと思いました。
 

断水、停電、毎日が衝撃の連続! 人を逞しく成長させるインド生活

 

▲ガンジス川で有名な“バラナシ”にて。毎日早朝に川のほとりでヒンドゥー教徒の儀式が行われる
 
 IT・英語を身に着けるために挑戦したインド留学。現地へ行く前、私は「インド=発展」という強いイメージを持っていました。途上国とはいえ世界が注目し、グローバル企業も数多く進出している成長目覚ましい国。日本に比べて不便な点が多いことは予想していましたが、「日本と大差ないだろう」という思いで旅立ちました。

 そうこうしているうちに迎えた日本出発の日。期待に胸を膨らませて現地の空港に降り立った私を待っていたのは、予想を遥かに超える衝撃の光景でした。私が通っていた学校はデリーからメトロで1時間のハリヤーナー州にあるインド有数の都心部。近所に日本の六本木ヒルズを彷彿させるような高層ビルが立ち並ぶ都会的な地区はあったものの、現地では雨が降るたびに停電・断水は当たり前。夜、真っ暗闇の中、ろうそくの明かりだけで課題をこなすこと、スマートフォンが使えなくなること、お風呂に入れないことは日常茶飯事でした。そのため、インド生活が始まったばかりの頃はあまりの過酷さに、「帰りたい」とくよくよすることもありました。
 

▲牛が道路を横断するのも日常茶飯事。牛が道の真ん中で寝転んで渋滞が引き起こされることも
 
 ところが、滞在開始から約3週間が過ぎたころ、自分がどんな状況に陥っても全く動じなくなったこと、常に平常心を保てるようになったことに気づきました。

 留学前はちょっとした失敗を引きずったり、自分が他人からどう思われているのかを過度に気にすることが多々ありました。インドで停電や断水を繰り返すうちに、「ちょっとやそっとのことで死にはしない。今できることをやろう」とポジティブに考えられるようになりました。
 

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