大学生ネットワーク
工学院大学 付属中学・高校とも連携 次世代の研究者・エンジニアを育てる教育プログラムをスタート
2021.06.09 (水)
工学院大学総合研究所 ソーラービークル研究センターは、英弘精機株式会社(以下、EKO)と、「EKO EMPOWER 未来オンライン教育プログラム」をスタートする。
EKOは、「2019ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ」での工学院大学ソーラーチームへの支援をきっかけに、2021年3月にこの支援プログラム「EKO EMPOWER」を立ち上げました。現在EKOは、技術や環境計測機器の提供を通じて、世界各国から6つのソーラーカーチームを支援しています。
「EKO EMPOWER 未来オンライン教育プログラム」の第一弾では、第一線で活躍するEKOの技術者が、モビリティ社会の実現や次世代電気自動車の開発に必要とされる気象・環境センシング技術について、オンライン講義プログラムを実施。
産学連携の講義は、工学院大学ソーラーチームと工学院大学附属中学校・高等学校自動車部を対象として3回にわたって行われ、世界で利用される気象・環境センシング、環境センサーの基本原理や計測技術、クリーンエネルギーの未来などについて解説を予定しています。
同教育プログラムはモビリティ開発を担う人材を育成し、SDGs4番「質の高い教育をみんなに」、7番「 エネルギーをみんなに そしてクリーンに」に貢献することを目的としています。
工学院大学ソーラーチームの濱根洋人監督(機械システム工学科教授)は、「次世代電気自動車とモビリティ社会には、気象・環境センシング、情報、人工知能、スマートセンシング技術が必須です。持続的な社会を実現するために、個の成長と意識が求められます。大学のみではなく、附属中学校・高等学校とも連携して、次世代の研究者・エンジニアを育てます。英弘精機様のスポンサーに感謝しています」とコメントした。
工学院大学ソーラーチームは、「100年後の未来を考えた地球の持続的利用」を理念に掲げ、学生が主体となり車両設計を進めており、多くのメーカーから次世代モビリティのプロトタイプ開発・実践の場として注目を集めています。
今後の予定については、8月に開催されるソーラーカーレース「ワールド・グリーン・チャレンジ」(秋田県南秋田郡大潟村)で、5大会連続優勝を目指します。この大会の計測データを元に、再来年実施予定の「2023ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ」(オーストラリア大陸縦断レース)に向けて新車両の設計・開発を計画していくという。
工学院大学ソーラーカーチームの活躍はコチラ!
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