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現役大学生がSNSで発信 コロナウイルス感染拡大防止運動「私たち大学生は自分の行動基準を考えなければなりません」

2020.04.13 (月)

 
 世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス。日本国内では3月下旬頃から急激に感染者数が増加し、日本政府は4月7日に緊急事態宣言を発令した。

 大学においては、4月に予定されていた入学式の中止、授業開始の延期、さらにWEBでのオンライン授業に切り替えるなどの措置を講じている。

 そして大学生にとって4月は、大学生活をスタートさせる重要な時期。入学式だけでなく、サークルなどの新入生歓迎会が行われるタイミングでもある。

 実はコロナウイルスの感染者が急増している3月30日、学生団体Katharsis(カタルシス)の代表を務める京都大学の山本周雅(やまもと・しゅうが)さんが京都大学生に向けて、新歓(新入生歓迎会)の延期を求める署名活動をスタートさせた。

 同団体に所属する立命館大学国際関係学部4年生の山下栞奈(やました・かんな)さんは、この署名活動を広めるために全国の学生に向けてSNS上でハッシュタグ「#2020新歓延期運動」を利用して呼びかけている。

 山下さんは、活動の参加動機や想いを語ります。

 「京都の大学生や周りを見ていると、お花見をしている人もいれば、FacebookなどSNSでコロナウイルスの危険性に対して認知啓発活動をしている人もいて、大学生は人によってこの状況のとらえ方がバラバラなのだというのを実地で感じました。そして1人1人が個別で動くより集団で流れを作っていったほうが、社会に対し強い影響力を与えられる、1人1人の活動の後押しにもなると考え、全国のコミュニティを繋げています」

 全国の大学生に呼びかけている活動は拠点によって様々で、山形大学の拠点では、中止になってしまった大学の新歓を5月・6月などコロナウイルスがおさまった時期に開催を延期するよう署名活動をし、大学側に訴えかける体制を整えているという。

 活動に協力しているのはサークルや学生団体だけでなく、北海道大学、長野県立大学、国際基督教大学、明治大学、同志社大学、立命館大学、関西外国語大学、大阪大学などに在籍する個々の大学生もいる。

「この運動に共感してくださる方とは一度電話などで私がお話しし、その地域のコロナウイルスの状況や大学側の対応を整理しながら今後の動きについての方針を決めています」

 山下さんらが活動の輪を広げる中、コロナウイルスの感染拡大について、“若者”特に“大学生”の行動が問題視されている。京都産業大学や県立広島大学の学生の感染が報じられ、一部メディアやSNS上では「大学生」を非難する声も上がっている。同じ大学生の立場からどのように考えているのだろうか。

「私自身、京都産業大学でクラスター感染が起こるまで、『他人事』として捉えていた部分がありました。今感染が爆発的に広がり、緊急事態宣言が出されてからやっと自粛を始めた人が多いという状況です。これに関しては、世間から大学生が広めたと糾弾されても仕方のないことだと考えます。しかし、今大学生は『自分たちから大切な人に感染させるリスク』を認識し始めており、きちんと考え自粛できるようになっている人が多くなったと感じています」

 大学生の意識変化を感じている山下さん。コロナウイルス感染拡大防止には、場所によって、個別の対策が必要だと考えています。

「いま、大学生は一番のコロナウイルスの媒介者やクラスター感染の源として世間から責められることが多いと思います。それがこれ以上広がらないように、私たち大学生は自分の行動基準を考えなければなりません。全国どこでも同じ対策を取ればいいわけではありません。認知啓発運動の難しさは、場所によって状況や危機意識が異なることです。大学生1人1人が状況に即した判断ができるように考え続ける必要があります」

 オンラインや学生のネットワークを活用し、全国の大学生で今回の危機を乗り越えられると信じている山下さんは、最後に大学生に向けて訴えかけます。

「今こそ。大学生だからこその力を発揮すべき時だと思います。批判だけではなく、考え、苦境を打開できる策を選び取りましょう」

Katharsis公式ツイッター

https://twitter.com/bar_katharsis

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