豪田部とは

大学生へ

大学生ネットワーク

学内の小さな事柄からSDGsへの関心に繋げたい! 目白大学・石田ゼミが「3my運動」を訴える

2019.07.08 (月)

 
 目白大学の石田好広ゼミ(以下:石田ゼミ)の学生が8日より、環境啓発活動「No!使い捨て。Yes!3my ~”ペットボトル、はし、ビニール袋”それ必要ですか~」を開始しました。

 この啓発活動は、5月上旬~10月下旬まで開催される環境プロジェクト「目白大学Eco Action 2019」の一環で、各企画は目白大学の学生・生徒自らが考案し実践。石田ゼミは普段から環境問題、教育問題、SDGsなどを学んでおり、同大学の児童教育学科に所属する学生が、地域に根ざした環境保全活動を中心に行っています。

 今回、石田ゼミは3年生の男女8人が参加。「No!使い捨て。Yes!3my ~”ペットボトル、はし、ビニール袋”それ必要ですか~」と題した企画で、7月8日~12日にかけてキャンパス内で、マイボトル、マイ箸、マイバックの必要性について「3my運動」というキャッチコピーで訴えました。
 

▲配布したチラシ
 
 ゼミの代表者である神馬場朋哉さんは、企画名に込めた狙いを「現在、世界では、地球温暖化や海洋汚染などが問題となっており、解決のためにSDGsが掲げられています。ごみ問題もその中のひとつであり、私たちは目白学生に向け、ごみを減らすよう啓発活動を行うことで、SDGsに貢献し、環境美化に努める学生を増やしたいという思いがあります」と説明。
 

▲リーダーとして率先して説明する神馬場さん
 
 5月下旬から、今回の活動に向け動いていたそうで、「興味を引くような啓発活動をするために、どんな啓発活動をしたらよいかを考えるのに苦労しました」と明かしてくれました。最終的に身近な事柄の方がよいのではと、日常生活で出るゴミに注目したそうです。

 目白大学の学生さんは環境に関心の高い生徒さんも多いそうですが、実際にはペットボトル、割り箸、ビニール袋などをたくさん使用しているとのこと。神馬場さんたちはそれらの廃棄物を少しでもマイボトル、マイ箸、マイバック変えて欲しいということで、「少しでも多くの人に3my運動を啓発し、3myに協力してほしいです。そのためには、私たちが3my運動のリーダーとなり、興味をもってもらえるよう尽力するのがいいと思いました」と意気込みを語りました。
 

▲学内のゴミ箱。このペットボトルゴミを少しでも減らそうという取り組みです

 

わずか30分でチラシ150枚配布! 今後は“マイボトル”を持参してさらにアピール!!

 
 8日の初日はキャンパス内で同大学の学生さんたちに、この運動の企画内容を記したチラシなど配布し、“3my”活動をPR。当日分として用意したチラシ150枚は、ゼミ生の積極的な声かけにより、わずか30分で配り終えました。
 

 初日を終えてみての感想をゼミの武藤優依さんは「自分が普段あまり(チラシ)をもらわない側だったので受け取ってもらえるか不安でしたが、興味もってくれる人はいて、話せば問題を意識してくれるのではと思いました」とコメント。チラシと他に、PR用に使うインタグラムを模したパネルを製作した長平真央さんは「写真を撮ってもらうまでの過程が難しかったです。友達で固まっている人の方が話を聞いてくれました。これでインスタ映えを狙ってSNSに拡散してもらえればいいな」と期待を寄せました。
 

 また、明日以降の課題について松本夏季さんは「今、10号館の壁にSDGsに関する課題項目のパネルが飾られているので、『3my運動は、それを含めた活動なんだよ!』というのを強調していきたい」とコメント。最後に同活動のリーダーである神馬場さんは「初めてのことで恥ずかしさもありましたが、今度はマイボトルなどを持ち込んでもっと詳しく説明したいです」と意気込みました。
 

 
 なお、今回配ったチラシで、どこまで“3my運動”が浸透したのかを確認するため、石田ゼミでは7月16日〜19日の期間、同キャンパス内で「マイボトル、マイ箸、マイバックを持っていますか?」と学生にアンケートを取る予定になっています。これらチラシ配りやアンケートの活動の詳細は今年の10月19日、20日に開催される同大学の文化祭「桐和祭」で発表する。

目白大学「Eco Action 2019」

https://www.mejiro.ac.jp/eco/action/ecoac/app/

オススメ記事

【大学生調査】1ヵ月に1冊以上本を読みますか?

大学生ネットワーク  暑い日々が続いているが、読書ならば室内にいながらでも、知識や新たな視点を得ることができる。そこで今回は、本の魅力や大学 … 続きを読む»

【首都直下地震に着実な備えを】武蔵野市 市民に防災対策を啓発

大学生ネットワーク  1月1日に発生した令和6年能登半島地震は、人々の防災意識に大きな影響を与えた。大地震に時間や場所の例外はない以上、準備 … 続きを読む»

若者のための労働組合 学生を使い捨てるブラックバイト

大学生ネットワーク  学生が中心となって構成されている労働組合「ブラックバイトユニオン」。学生による学生のための労働組合である。アルバイト先 … 続きを読む»

自転車の交通ルールと武蔵野市の取り組み

大学生ネットワーク  成蹊大学(以下、本学)にも利用者がいる自転車。自転車は、自動車と違い免許は必要ない。気軽に乗ることができる一方、交通マ … 続きを読む»

菅義偉前首相が考える「持続可能なエネルギー政策」

大学生ネットワーク  法政大学新聞学会は、同大学出身の政治家であり、2020年度に第99代内閣総理大臣に任命された菅義偉氏にインタビュー取材 … 続きを読む»

栽培地域減少 2050年問題を考える

大学生ネットワーク  近年、多くの人がコーヒーに慣れ親しんでいる。しかし近い将来、地球温暖化によりコーヒー豆の生産量が減少し、コーヒーを飲め … 続きを読む»

大学教育によってサステナブルな未来は創造できるのか? 武蔵野大学が新設する「サステナビリティ学科」

大学生ネットワーク  2023年4月に新学科「サステナビリティ学科」を開設する武蔵野大学が8月3日、有明キャンパスで記者発表会を行いました。 … 続きを読む»