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【ユニバーサル・デザイン】フォントから学習「ICTと社会のつながりを考える良い機会」神田外語大学の石井雅章准教授

2020.06.29 (月)

 
 神田外語大学とフォント市場で国内トップシェアを誇る株式会社モリサワが、「ユニバーサル・デザインと地域課題の解決」をテーマに、オンライン授業を実施する。

 オンライン授業の内容は、「ユニバーサル・デザインと地域課題の解決」をテーマにしたポスター制作。神田外語大学の大学生は、「モリサワ」のUD(ユニバーサル・デザイン)フォントについて学び、課題解決の具体的なケースを理解する。モリサワはレクチャーやフィードバックを通して、学生たちの学びのサポートを行う。

 そもそも、この授業が生まれたきっかけは、神田外語大学 言語メディア教育研究センター(LMLRC)兼IR推進室・石井雅章准教授の「グラフィック・デザイン」の授業だったという。

 石井准教授は「今年度はモリサワさんと連携させていただくことになりました。この科目は画像などの非言語情報と文字などの言語情報をうまく組み合わせて、伝えたい相手に伝えたい内容をいかに伝えるかについて考え、実践するためのスキルを身に付けることを目指しています。今学期は80名を超える学生がオンラインで受講しています」と説明する。

 言語メディア教育研究センターは、ICTやデータを活用した授業や学習環境づくりについて研究・実践する組織で、2014年からiPadを必携化し、iPadとクラウドサービスを活用した新しいかたちの授業への実践を支援している。

 石井雅章准教授は「グラフィック・デザイン」や「ソフトウェア・デザイン(iOSプログラミング)」などの授業を担当し、大学全体のオンライン授業化の支援にも関わっている。

 今回、モリサワと提携することで、どのような“意味”や“意義”があるのだろうか。

「学生は『フォント』について普段あまり意識をしていません。フォントの選び方、使い方によって、伝えたい情報が伝わりやすくなることも、伝わりづらくなることもあります。日本を代表するフォントメーカーであるモリサワのスタッフから、フォントやレイアウトについてのレクチャーを受ける機会はとても貴重です。また、今回は学生が制作した作品に対してモリサワのスタッフから評価やコメントをいただけるので、プロの視点からどのように見えるのかを知ることができます」
 

 
 プロの視点から評価されることは、大学生にとって貴重な経験となる。その中で、石井准教授は今回の授業を通じて特に、“学生たちの気づき”を期待しています。

「学生がICTと社会とのつながりについて考える良い機会になればと考えています。今回の作品制作のテーマは『ユニバーサル・デザインと地域課題の解決』です。誰にとっても使いやすいというユニバーサル・デザインの考え方から、自分自身が生きている世界を見廻してみると、普段気がつかなかったことにたくさん気づくはずです。その気づきと解決アイディアをフォントやレイアウトに配慮しながら、うまくデザインして相手に伝えることの意義を体感してもらえればと思います」

 言語や文字が持つ可能性や身近な地域課題に向き合い、新しい価値観や考え方を発見することを狙いとしている今回の授業。参加学生も様々なことを感じ取り、大きく成長できるはずだ。

神田外語大学公式サイト

https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/

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