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広島大学 クラウドファンディングを開始 コロナ禍に屈せずポジティブな大学運営に挑む!

2020.06.24 (水)

 
 現在、広島大学では、クラウドファンディングプロジェクト『負けんけんね!広大【広島大学学生応援プロジェクト】』を実施している。

 新型コロナウイルスの影響によって生活が苦しくなり、厳しい状況に置かれている学生たちは多い。広島大学では学生に寄り添い、何ができるかを考え、同プロジェクトを立ち上げたという。また、同大学では学生に対して「現在の生活や学業で、不安や不便を感じている点、困っていることについて」のヒアリングも実施した。

【オンライン環境の不便さについて】
●オンラインの環境で学修を継続しているが、20分の動画を見るのに1時間かかることがあり、とても不便に感じる(学部生)
●オンライン授業を受講したいが、宿舎にwifi環境がないため、大きな支障がある(学部生)
●オンライン環境は集中できるなど良い面がある。ただ、指導を受け、プログラミングなどを行うことを考えると、PCが2台必要となり環境として十分ではなく、研究を継続するためのよりよい環境が必要(大学院生)

【生活面での苦労や不安について】
●アルバイトが減ったため、収入がなくなり、また学食の閉鎖中はミールカードが使えないため、食費もかさんでいる。大学でのアルバイトがあれば助かる(学部生)
●大学の印刷機やコピー機が使えないため、資料などのコピーや印刷をコンビニや自宅などで 行っており、出費がかさんでいる。アルバイトもできないので、金銭的に困っている(大学院生)
●アルバイトは減らなかったが、マスクを持参するよう求められているため、結局アルバイト代から購入する必要がある(学部生)
●対面授業や、通学時の感染症の対策に、特に気を付けたい。課外活動が再開されれば、練習前の検温、手洗いうがい、消毒等を行いつつ活動していきたい。非接触型の体温計は高価でもあるので、大学側でも考慮してもらいたい(学部生)
 

 
 学校側は学生たちの声を受けて、以下の3つの軸で学生を支援していくことを決定した。

1:オンライン・オンデマンド授業等を活用し、新たな教育手法を提供するための環境の整備
2:安心して学業を修めるための感染予防対策の実施
3:安心した学生生活を送るための雇用機会の創出

 プロジェクトがスタートし、すでに卒業生からも応援メッセージが届いている。同プロジェクトの担当者さんは「OB・OGの方を含め、すでに多くの方からご支援を頂いています。学生のためにという強い想いを感じるとともに、大学は支えて頂いていることを改めて実感することができました。大学も、これまで以上に学生に寄り添い、学生の修学を支えていきたいと考えています」とコメント。

 また、在校生に対しては「大学になかなか来られない、対面授業が少ない、友人と会えないなど、マイナス面ばかりを考えるのはやめましょう」と訴え、「新たな授業方法等を活用し、新しい日常を自分のものにするチャンスだと捉えてもらいたいです。クラウドファンディングを立ち上げる際に頂いた先輩方からのメッセージにもありますが、未来を見据えて、今、自分でできることにチャレンジしてもらいたいと思います」とエールを送った。
 

 
 この「プロジェクト」に対しては、同大学卒業生である野球評論家の野村謙二郎さん、作家の小山田浩子さん、株式会社西京銀行・代表取締役頭取の平岡英雄さん、楽天証券株式会社・代表取締役社長の楠雄治さん、広島電鉄株式会社・代表取締役社長の椋田雅夫さんなど、経営者や著名人、芸能人から応援メッセージも届いている。

 「コロナウイルス」の影響で、社会はもちろん大学側も従来の制度や仕組みを変えていかなければいけない。広島大学はどのように考えているのだろうか。

「例えば、オンライン授業等についてはこのたびのコロナ禍がきっかけで整備がさらに進み、何とか軌道に乗せることができました。本学学長の発言にもありますが、初めて取り組んだ貴重な実践だけに、コロナ流行が終息したら元のやり方に戻すというのは、今後の方向性として違うと思っています。『対面授業の時よりも質問しやすい』『分かりにくかった部分を復習できる』という声も学生から届いています。オンライン授業を含め、ポスト・コロナ時代に対応したポジティブな大学運営へのチャレンジが必要だと思います」

 「コロナ禍」に屈することなく、非常に前向きでエネルギッシュに変革を試みようとしている広島大学。他の大学も参考になるような新たな制度や取り組みが今後、生まれていきそうだ。

『負けんけんね!広大【広島大学学生応援プロジェクト】』

https://readyfor.jp/projects/gakusei-ouen

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