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防災力を高める「大学生の強み」「地域に対する壁」 愛知工業大生らが「学生大防災会議2021」開催

2021.03.11 (木)

 10日、学生有志による「学生大防災会議2021 私たちにできることって?」(主催 愛知県工業大学 地域防災研究センター)がオンラインにて開催されました。

 同シンポジウムは、愛知工業大学の学生が中心となって結成された「学生防災サークル 学防(まなぼう)ラボ」、法政大学大学院、中央大学、愛知県立大学の学生約90人が参加しました。「学防(まなぼう)ラボ」は、「楽しく防災力を高めよう」をモットーに活動しており、地域や社会の防災力の向上に貢献することを目的としています。

 まず、「学生大防災会議2021 私たちにできることって?」では、各大学の学生が取り組んでいる活動を報告しました。

 愛知工業大学の一松和希さんは、災害時に炊き出しや暖を取るために活用が期待される「かまどベンチ」の製作報告と今後の運用について発表。専門家に指導を仰ぎながら、ベンチを製作した後は、試運転も行ったそうで「お披露目会では、非常用のごはんを食べてみたのですが、おいしく、たべる前の非常食はあまり美味しくないというイメージがかわりました」と手応を得たことを話しました。また、防災カフェや共助ワークショップの実施報告などをしました。
 

▲一松和希さん
 
 愛知県立大学「DO Nabe net in あいち」の福田千寛さんは、地域で開催しているお食事会や防災訓練などの内容、法政大学大学院の山田将生さんは、スポーツ防災ゲーム、神奈川県相模原市若葉台住宅地のプロジェクト、中央大学「りこボラ!」の松田美慧さんは、住民との共同避難訓練の結果を紹介しました。松田さんは、防災には正解がないため、失敗を恐れずなんでも提案する大切さなどを説明しました。
 

▲松田美慧さん
 
 また、防災活動を通して感じたことのディスカッションでは、「大学生の強み」「地域に対する印象(壁を感じているか)」「現在、地域の方々と活動していること、今後やりたいこと」の3テーマで代表者質問が行われました。

「大学生の強み」について愛知工業大学大学院の澤田翼さんは「やはり若いというのはあります。救援物資など重いものを運んだり、体力面で活躍できることが多い。また、若い人は何かしらのSNSアカウントを持っているので発信力があります」と説明した。愛知県立大学「DO Nabe net in あいち」の山本真永美さんは「協力してもらいやすい」と回答。実際に自分たちの活動をする際に地域の方から「協力したい」と声をかけられたという。
 

▲澤田翼さん
 
 そして、「壁になっていること」に関しては、「誰(社会人側)に聞いていいかわからない」、「相手を見つけて(企画などを)説明をしても、(社会人側が)本気になってくれない」などの意見上がりました。これには大学生側の行動力も大きく関係しているということで、愛知工業大学の横井ことのさんは、「壁は自分の中にあって、どれだけ自分の情報を開示できるかにかかっている」と躊躇することなく、交渉してみることが大事と学生たちに訴えかけました。

 今回のシンポジウムでは、各学生の取り組みを共有することで、新たな発見をした学生たち。今回のシンポジウムの意義に関して愛知工業大学の前島朋佳さんは「自分の近いところからの防災を考え、気持ちが大事」と語りました。最後は、「学生大防災会議2021」事務局メンバーが「がんばるぞ宣言」を行い、今後の活動目標とスケジュールも発表され、シンポジウムは閉会しました。 
 


▲会議の最後には、グラレコも発表された

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