豪田部とは

大学生へ

【就活生に役立つ】

内定辞退・就活白紙! 被災地・気仙沼への旅をきっかけにIターン就職 大卒女性の価値観を変えた経験とは…

2021.12.27 (月)

価値観の違う人との関わりが楽しい! 充実した気仙沼LIFEを送る

 
 同地での生活は旅行で訪れたときよりもさらに魅力あるもので、特に人との関わりや自然との距離感は東京では味わえないものでした。
 

 
「こちらの人は漁業などの命がけの仕事をする人が多いせいか、東京よりストレートにものを伝える人が多い気がします。他人に選択を委ねずに決断してきたからこそ、自分が何をするべきかを分かっているというか…。”今ここ”を生きるために生業をしてる人が多くて、良い意味で、他人にあまり関心がないので、私も気が楽です。また、車を利用すれば10分以内で海と山に行けるというのも、リラックスしながら仕事出来る理由かなと思います」
 

▲新鮮なお魚でお酒を飲みながら仲間と話すのが最高です!
 
 なお、デメリットがない訳ではないようです。多くの地方に当てはまるように、大都市に比べると気仙沼市も電車やバスなどの公共交通機関が少なく、自家用車が必需品となります。飲酒した際の運転代行というサービスが存在していることを大石さんは初めて知り、その料金のなかなかの高さにも驚いたそうです。さらに家賃なども懸念材料になります。
 
「気仙沼はNHKの連続テレビ小説『おかえりモネ』の舞台として注目を浴びていて、市も移住促進に力を入れていますが、単身者向けの賃貸は少なく、ワンルームの家賃も都内とそれほど変わらない金額の印象を受けます。都内と比べるとやはり給料水準も低いため、家賃はそこそこ負担になります。他の単身者のIターン仲間も同様の悩みを持っているので、補助金や給料アップなどでもう少し改善されれば、若い単身者も移住しやすくなると思います。行政には頑張ってほしいです」
 
 ただ、そのデメリット部分を考えても大石さんの気仙沼LIFEは、充実しているそうです。記者である大石さんは、漁業・農業・建設業の動向やイベント情報の紹介、『おかえりモネ』に関わるネタなど、地域に関わるニュース全てを担当しているため、様々な価値観の人に出会え、やりがいはあるようです。
 

▲一生懸命にネタを集める大石さん
 
 最後に大石さんに、大学生に伝えたいことを聞きました。
 
「妥協しないで就職先を探すということですね。常に、何がやりたいのかを考え、選択して欲しいです。そうしていくうちに自分の価値観や、やりたいこともおのずとわかっていきます。就職企業の地域を調べておくことも大切ですね。私はどちらかというと突発的に決めてしまいましたが、金銭面や交通の問題もありますので、ちゃんと調べてからIターンを考えれば、失敗のない移住を出来るのではないでしょうか」

【先輩に直接聞く】
大石先輩に就活方法や人生の悩みを相談したい方は、「公式LINE 豪田ヨシオ部」のトーク上でお声がけください!
大石先輩と直接やりとりできるように、手配します!

1 2 3

オススメ記事

10月24日は 「世界ポリオデー」 ― 不要なハガキ ・ 切手で、 途上国の子どもたちへワクチン支援

SDGsフォーカス 机の引き出しに“命を救うチャンス”がある。 認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)は、10月24 … 続きを読む»

“映えない旅”が心に残る理由。富山・射水の海辺で出会った、暮らしの温度。

SDGsフォーカス 海と川が交わるまち・内川で感じた「本当の旅」 「映えない旅って、逆に心に残るかも」。 そんな気づきをくれたのが、富山県射 … 続きを読む»

兵庫県神河町 歴史的景観を活用したインバウンドプロモーションを考える「第3回 HYOCON」開催!

SDGsフォーカス  兵庫県は、少子高齢化や過疎化が進む県内の多自然地域の住民が、地域課題解決のため、高い専門性を持つ大学や企業と連携して行 … 続きを読む»

過疎地域救済のアイデア出しを実施! 兵庫県「第2回 HYOCON(ヒョウコン)」開催! 

SDGsフォーカス  兵庫県は、少子高齢化や過疎化が進む県内の多自然地域の住民が、地域課題解決のため、高い専門性を持つ大学や企業と連携して行 … 続きを読む»

大学や企業等との連携で地域課題の解決を目指す! 兵庫県 魅力ある多自然地域づくり「第1回 HYOCON(ヒョウコン)」を開催! 

SDGsフォーカス  兵庫県では、持続可能な生活圏の形成を目指し、地域の活動団体が大学や企業等と連携して取り組む地域づくり活動を「ひょうご絆 … 続きを読む»