川崎発「KAWASAKI SOUL」始動。水素でつくる“ノー炭(タン)炭(タン)メン”が示す、脱炭素のリアル
SDGsフォーカス海と川が交わるまち・内川で感じた「本当の旅」
そんな気づきをくれたのが、富山県射水市・内川地区で行われた“海旅モニターツアー”です。観光地というより、生活のにおいが残る港町。
でもそこには、都会では味わえない「暮らしのリアル」と「人のぬくもり」がありました。
Day1|まちを歩き、語り、味わう
午後に集合した参加者たちは、まず射水市観光まちづくり課の方から、まちの歴史と課題をレクチャー。
「何もない」と言われがちなまちに、どんな“宝”があるのかを探る旅の始まりです。
古い木造家屋が並ぶ内川沿いを歩くと、ゆっくりとした時間が流れます。
その途中で訪れたのが、古民家をリノベーションした複合施設「AKAMA富山」。
空間デザイナー・明石博之さんが語る“まちと人をつなぐデザイン”の話に、みんな真剣な表情。

夜は、地元食材をふんだんに使った「喰いもの屋 世楽美」での夕食。
旬の魚や野菜を囲みながら、地元の人との会話が弾みます。
「ストーリーを知って食べると、味が変わるんですね」と学生の声も。
Day2|漁師の朝と、海の恵みをいただく
2日目は、早朝の漁港へ。
天候の影響で漁船には乗れませんでしたが、白えび漁の現場を間近で見学。
漁師さんの手仕事や、海に出るまでの準備の大変さに驚きました。
その後、鮮魚店「孫七」で魚を選び、シェアキッチン「みなとキッチン」で朝ごはんづくり。
白えびの殻むきに苦戦しながらも、自分たちでつくった刺身定食の味は格別!
「命をいただくことの意味を実感した」との声も。

最後は、地元の方と意見交換会。
「外の人の感想が、新しい気づきになる」と話す地元の方の笑顔が印象的でした。

“映えない”からこそ見える、本当の豊かさ
このツアーのテーマは「映えない旅」。
でも、そこにこそ本当の豊かさがありました。
派手な観光スポットよりも、
人との会話、食卓のぬくもり、生活の音。
そんな一つひとつが心に残ります。
「また来たい」と感じるのは、
写真じゃなく、心でつながった瞬間があったから。
参加者の声
「地元の人が“何もない”と思っていたものの中に、たくさんの宝があった」
「漁師さんの話を聞いて、海と生きるってこういうことなんだと感じた」
「SNSに上げるためじゃなく、自分の中に残る旅をした気がする」
最後に
「豪田ヨシオ部」では、こうした“リアルで地に足のついた旅”を応援しています。
もしあなたが、次の旅を考えているなら——
ちょっとだけ「映え」を忘れて、
暮らしのあるまちへ出かけてみませんか?