兵庫県神河町 歴史的景観を活用したインバウンドプロモーションを考える「第3回 HYOCON」開催!
SDGsフォーカス 兵庫県は、少子高齢化や過疎化が進む県内の多自然地域の住民が、地域課題解決のため、高い専門性を持つ大学や企業と連携して行 … 続きを読む「社会課題って難しそう」「ニュースって重い」——そんな“距離”をやわらかく埋めるメディアが注目を集めています。社会課題専門ショート動画メディア「RICEメディア」。2025年度、累計再生5.9億回・フォロワー55万人超という実績を発表し、Z世代が“知る→考える→共有する”行動を自然に促しています。
🌾 「社会課題を楽しく知る入口に」
RICEメディアのコンセプトは「社会課題を楽しく知る入口にする」こと。ニュースの“説明”ではなく、TikTokやリールの文法で“体験させる”編集が特徴です。
「学校では習わなかった」「自分も関われるかもしれないと思えた」といったコメントがSNSに多く寄せられ、Z世代の“自分ごと化”を後押ししています。
📊 5.9億回再生が示す「伝わる」構造
平均30〜60秒の短尺でも、構成・テンポ・音楽・ナレーションが緻密に設計されています。鍵は共感ストーリー設計。課題の当事者や学生など一人の主人公を通じて物語が展開し、なぜそれが課題なのか/どうすれば変わるのか
が自然と心に残ります。
SNSでは「#これ知らなかった」「#RICEメディアで学んだ」と拡散され、“知ること”がシェアしたくなる体験へ。1本の動画から学びの連鎖が生まれています。
💡 若者の「行動のきっかけ」をつくる
価値は再生数の先にあります。
例:環境の動画を見て清掃活動に参加/フェアトレード商品を選ぶなど、視聴後のアクションが多数生まれています。メディアが学びの入口となり、Z世代がそれを自分の言葉に変えて社会へ広げていく——そんな変化が起きています。
⚖️ 伝えることのむずかしさも
- 短尺ゆえの誤解リスク(文脈の欠落・過度な単純化)
- 編集のバランス(楽しく伝える ↔ 正確性・多面的視点)
- 継続運営のハードル(制作体制、コスト、アルゴリズム変動)
こうした課題に対して、制作段階での事実確認・専門家監修などの体制づくりを進め、信頼性と届けやすさの両立を追求しています。
🚀 Z世代が「伝え手」になる未来へ
RICEメディアは学生クリエイターとの共創を進めています。
「伝えたい想いを持つ若者」と「社会課題を伝える力」をかけ合わせることで、単なる情報発信を超えた共感の連鎖をつくる試みです。
🧭 豪田ヨシオ部的・まとめ
社会課題を知ることは特別ではありません。動画を“見て、考える”という小さな一歩が、社会を少しずつ動かします。RICEメディアの挑戦は、「伝えること」そのものが社会貢献になる時代の象徴かもしれません。