豪田部とは

大学生へ

大学生ネットワーク

地元自治体や事業所と取り組む平時・発災後の地域減災対策 2月6日(木)からパシフィコ横浜にて

2020.01.31 (金)

 工学院大学(学長:佐藤 光史、所在地:東京都新宿区/八王子市)は、2月6日からパシフィコ横浜で開催される「震災対策技術展」横浜において、震災対応の『自衛消防訓練用VR』や超高層ビル等の振動特性を考慮し、在館者の場所に応じた対応行動を通知するアプリを実演します。

 大学の建築学部と情報学部、工学部の専門性を生かした「エリア防災」研究の取り組みの一つとして、災害時の混乱を防ぐことを目的に開発されたツールは開発をほぼ終え、社会実装を図ります。

【本件のポイント】
 2月6日(木)からパシフィコ横浜で開催される「震災対策技術展」横浜に工学院大学が出展。地元自治体や事業者と取り組む、平時・発災後の減災対策を紹介。

 会場では『自衛消防訓練体験VR』と超高層建物のための長周期地震動情報アプリ『びるゆれコール』が体験可能。同VRでは、自衛消防隊のそれぞれの役割を体験できる。

「エリア防災」の取り組みは文部科学省「私立大学研究ブランディング事業」採択(2016年)を機に加速。建築学、情報学、工学が融合して災害時支援機器を開発し、社会実装を図る。

【本件の概要】
 新宿駅西口地域にキャンパスを構える工学院大学は、災害時には西口現地本部となり、新宿区災害対策本部と連携して地域の混乱防止と応急活動を支援する役割を担います。

 2011年東日本大震災で多数の帰宅困難者を受け入れた実績と、様々な課題解決を地域と一丸になって取り組む「エリア防災」の視点で、防災活動支援技術の開発に取り組んでいます。

 2月6日(木)からパシフィコ横浜で開催される「震災対策技術展」横浜では、地元自治体や事業者等と協力して被害を低減する防災対策について紹介します。

『自衛消防訓練用VR』は、震災時を想定した、初期消火班・応急救護班などの基本的な役割を体験・学習することができます。VR体験者が選択した行動は、行動ログから判断ミスや見落とし等の傾向を分析することも可能です。

 長周期地震動情報アプリ『びるゆれコール』は、高層マンション等で長周期地震動発生時の躯体の揺れ・室内の被害を推定し、効率的な被災状況の把握や館内待機・避難誘導などへ活用するためのツールです。

 これらの取り組みは、2016年の文部科学省「私立大学研究ブランディング事業」採択により加速しました。今後も建築学部、情報学部、工学部の専門性を生かし、防災活動支援ツールの社会実装を図ります。

【「震災対策技術展」横浜での工学院大学出店詳細】
<期間>
2020年2月6日(木)~7日(金)※入場無料、入退場自由、予約不要
<会場>
パシフィコ横浜展示ホールD ※ブース番号:215
<出展製品>
『自衛消防訓練用VR』
※開発協力:株式会社理経
『びるゆれコール』 -超高層建物のための長周期地震動情報アプリ-
※開発協力:アールシーソリューション株式会社/地震情報提供:防災科学技術研究所
『一時滞在施設運営キット』
<関連講演>
2/6(木)10:45-11:45 アネックスホール(2F)H会場204会議室
「首都圏で想定される震災等による複合災害とレジリエントな防災・減災対策」
工学院大学建築学部教授 久田嘉章

工学院大学

https://www.kogakuin.ac.jp

オススメ記事

【大学生調査】1ヵ月に1冊以上本を読みますか?

大学生ネットワーク  暑い日々が続いているが、読書ならば室内にいながらでも、知識や新たな視点を得ることができる。そこで今回は、本の魅力や大学 … 続きを読む»

【首都直下地震に着実な備えを】武蔵野市 市民に防災対策を啓発

大学生ネットワーク  1月1日に発生した令和6年能登半島地震は、人々の防災意識に大きな影響を与えた。大地震に時間や場所の例外はない以上、準備 … 続きを読む»

若者のための労働組合 学生を使い捨てるブラックバイト

大学生ネットワーク  学生が中心となって構成されている労働組合「ブラックバイトユニオン」。学生による学生のための労働組合である。アルバイト先 … 続きを読む»

自転車の交通ルールと武蔵野市の取り組み

大学生ネットワーク  成蹊大学(以下、本学)にも利用者がいる自転車。自転車は、自動車と違い免許は必要ない。気軽に乗ることができる一方、交通マ … 続きを読む»

菅義偉前首相が考える「持続可能なエネルギー政策」

大学生ネットワーク  法政大学新聞学会は、同大学出身の政治家であり、2020年度に第99代内閣総理大臣に任命された菅義偉氏にインタビュー取材 … 続きを読む»

栽培地域減少 2050年問題を考える

大学生ネットワーク  近年、多くの人がコーヒーに慣れ親しんでいる。しかし近い将来、地球温暖化によりコーヒー豆の生産量が減少し、コーヒーを飲め … 続きを読む»

大学教育によってサステナブルな未来は創造できるのか? 武蔵野大学が新設する「サステナビリティ学科」

大学生ネットワーク  2023年4月に新学科「サステナビリティ学科」を開設する武蔵野大学が8月3日、有明キャンパスで記者発表会を行いました。 … 続きを読む»