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大学対校!ゴミ拾い甲子園

ゴミ拾いで若者の地元愛が芽生えた!! プラごみ問題に挑戦「大学対校! ゴミ拾い甲子園in新潟県 2022」

2022.11.22 (火)

プラスチック破片を多数収拾! マイクロプラスチック化を防止!!

 当日、受付スタート時は小雨というあいにくの天気でしたが、選手宣誓の頃には太陽の光が差し込んで快晴となり、清々しい気持ちで最高のゴミ拾い日和となりました。なお、選手宣誓は昨年の大会でチーム1位に輝いた新潟県立大学国際地域学部2年・サークル「NicolvE(ニコルブ)」代表の草野理子さんが務め、「私たち大学生、専門学生は、プラスチックゴミの海洋流失を少しでも防ぐために、安心・安全にゴミ拾いをすることを誓います!」と元気一杯に宣誓しました。
 

 ゴミの種類はペットボトルや各種容器などのプラスチックが目立ちました。海岸に投棄されたゴミ、海外から漂着したゴミの両方で、日光や塩分による劣化が進んでおり、細かいプラスチック片になっているものが多かったです。これらのゴミは波に漂うことでマイクロプラスチック化する可能性が高く、そうなる前に少しでも拾うことが重要です。
 


 
 回収したゴミの量は、燃やせるゴミが22袋で約35キロ、燃やせないゴミが9袋で約55キロとなりました。昨年と同じくこれらのゴミに加え、袋には入らない漁具などの大型ゴミもありました。
 

 

新潟大学「ひまわり」が賞を独占! 学校部門で2連覇を達成!

 1時間のゴミ拾い終了後、ポイント集計をすると、なんと1~3位のチームがすべてを新潟大学のボランティアサークル「ひまわり」が独占。学校部門でも優勝を果たし、2連覇を達成しました。前回も大会に参加している経験を活かし、小さくて細かいプラスチックゴミを重点的に集める方法を取ったようです。
 


▲ゴミの大きさや重さでなく、環境への負荷によってポイントが振り分けられている「大学対校! ゴミ拾い甲子園」
 
 新潟大学工学部1年生の男子学生さんは「色々なゴミがあることを知ることができました。何より細かいプラスチックゴミの多さに驚き、プラスチックゴミを減らそうと思いました」と感想を語りました。また、同大学教育学部の女子学生からは「小さい頃から利用している小針浜がこんなにもごみが集まっていたことを知りました」といった地元目線の感想もありました。

 入賞チーム以外の学生たちは、どのような感想を持ったのでしょうか? 一部紹介します!
 

「ゴミ拾いのボランティアは初めてで、参加者のみんなが一生懸命、かつ楽しくゴミを拾っている姿を見て自分も自然と楽しくなり、モチベーションになった」(新潟県立大学国際地域学部・交換留学生・男性)

「海のゴミ拾いをすることで、海ゴミの現状が視覚的に理解できて勉強になりました。また、チーム戦で仲間とゴミの分別を考えることもできました」(新潟食料農業大学食料産業学部・2年・女性)

「海辺のゴミ拾いに参加したのが初めてで、様々な物が拾えて楽しかったです。浜辺で散策出来て、ゴミの現状を知れたので良い経験になりました」(開志専門職大学アニメ・マンガ学部・2年・女性)

「共通の目標に対して、仲間たちと一生懸命活動できたことと、フィールドワークによってゴミ問題について考えさせられる事が多くあった」(長岡大学経済経営学部・1年・男性)

「ごみ拾をしながら『どんなごみがあるのか』や『なぜこんなにあるのか』を同じチームのメンバーと考え、メディアで見た問題に対して、体験を通して実感することができた」(新潟食料農業大学食料産業学部・2年・女性)

「ゴミを見つける楽しさもありましたが、それと同時にこんなにも砂浜にはゴミ(プラスチックゴミや発泡スチロール)があるのだなと驚きました。1時間もゴミを拾ったのにまだ私たちの足元には大量のプラスチック破片が落ちているという現状も知ることが出来ました。この活動に参加してから、プラスチックゴミの問題のリアルを知ることが出来てとても良かったです」(新潟医療福祉大学社会福祉学科・2年・女性)

 上記のような参加学生からの感想を見ると、新潟県での大会実施の目的でもある“海岸清掃活動を通じて、プラスチックごみ問題への関心を高め、不法投棄等のプラスチックごみの海への流出防止の意識醸成につなげること”を、達成できたのではないでしょうか。
 

 そんな貴重なSDGs活動を体験した学生たちには、参加賞として新潟中央ヤクルト販売株式会社様より人気商品の「ヤクルト400LT」、新潟県庁より使用した軍手、エコバッグ、再生プラスチック定規がプレゼントされました。
 

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