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レジ袋有料化で利用頻度が「減る」6割…厳しい意見も

2020.08.03 (月)

 
 リサーチ会社のマイボイスコム株式会社が、2回目となる『レジ袋の有料化』 に関するインターネット調査を2020年7月1日~5日に実施し、調査結果を発表。回答数は10,220件を集めた。

●レジ袋有料化の認知
2020年7月からプラスチック製レジ袋の有料化がスタート。レジ袋有料化の認知を聞いたところ、「どのようなものか内容を知っている」が89.7%。「聞いたことがある程度」は9.1%、 男性10~30代では各2割弱となった。

●レジ袋有料化前の買物袋
レジ袋有料化前、買い物時に利用していた袋は(複数回答)、「無料のレジ袋」が68.8%、「持参したエコバッグやカバン、リュックなど」が64.8%。女性40~70代では、「持参したエコバッグやカバン、リュックなど」が8割前後と高くなった。

●レジ袋有料化以降、 食料品・飲料購入時の買物袋
レジ袋有料化以降、食料品・飲料購入時に利用することが多くなると思う袋は(複数回答)、「持参したエコバッグやカバン、リュックなど」が78.5%、「持参したビニール袋・レジ袋」が39.2%。「有料のレジ袋」は14.8%、男性10~30代では各3割弱となった。
 

 
●レジ袋有料化以降、衣料品購入時の買物袋
レジ袋有料化以降、衣料品購入時に利用することが多くなると思う袋は(複数回答)、「持参したエコバッグやカバン、リュックなど」が63.2%、「店が提供する、 レジ袋以外の無料の入れ物」「持参したビニール袋・レジ袋」が各20%台。「有料のレジ袋」は14.0%、 男性10~40代では2割を超えた。

●有料のレジ袋を購入・利用する理由
買い物時に有料のレジ袋を購入・利用する理由は(複数回答)、「エコバッグや袋を持っていないときに必要」が56.0%、「持参した袋では足りない・入りきらない」が28.5%。男性10~40代では、「エコバッグや袋をもち歩くのが面倒」が各2割弱と他の層より高くなった。

●持参した買物袋を利用する理由
買い物時に持参した袋を利用する理由は(複数回答)、「レジ袋が有料だから」が69.7%、「レジ袋は環境によくない」「店によっては、エコバッグ利用でポイントがたまる」が各2割弱。有料化前にレジ袋を利用していなかった層では、「レジ袋がたまってしまう」「エコバッグなど持参した袋の方が使いやすい」「レジ袋は環境によくない」が他の層より高くなった。

●レジ袋の利用頻度の変化
レジ袋有料化前の1年間と比べて、有料化以降にレジ袋を利用する頻度が減ると思う人は6割です。「変わらない」は24.9%、 男性10~30代で高くなっている。
 

 
●レジ袋の利用頻度が増える理由、減る理由 (全6,310件)

『増える』
最も近隣のスーパーがレジ袋無料を継続しているため。(男性46歳)
衣類を買った場合は袋を購入することになりそうだから。(女性60歳)
エコバッグの出し入れや折りたたむのが面倒。(女性72歳)

『減る』
環境問題の解決になんて全くならないのでばからしく、有料化して儲ける人たちにお金がいかないようにするために、有料の袋を使わない。(男性49歳)
袋にお金を払うのは嫌なので、袋を必ず持参したい。(女性43歳)
ちりも積もれば、で金額がバカにならないと思う。またビニールを減らすことが環境に必須なので遅すぎの感もあるので、しっかりビニールごみを増やさないことに協力したい。(女性70歳)

『変わらない』
これまでも基本的にマイバッグを利用していたから。(男性25歳)
レジ袋の使用後に、家庭でゴミ袋として使用しているので、今後、袋の購入になる。(男性60歳)
今までもエコバッグを使用していたのでレジ袋を利用する頻度は変わらないと思う。衣料品は何を買うか、畳んだらどのくらいかさばるのか等分からないのでエコバッグではなくお店のレジ袋に今まで通り入れることになると思う。(女性47歳)

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