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【洲本市民広場とレンガ造りの建物群編】関西と関東の大学生が兵庫県洲本市で関係人口創出のためのアイデアを提案

2024.11.14 (木)

洲本市の景観を一望できる洲本城を散策　学生たちが過ごした淡路での３日間

　神戸・大阪まで約60-70kmの距離にある兵庫県洲本市は、瀬戸内海の東域に浮かぶ淡路島の中央部に位置します。学生たちは初日に洲本市へ到着すると、まず、淡路島・洲本市の玄関口、洲本バスセンターから見える赤レンガ造りの大きな建物（旧紡績工場跡）が印象的な交流拠点「S BRICK」にて学生同士による自己紹介などを含むオリエンテーションを受けました。その後、マイクロバスに乗車し約2時間、地元商店街などで組織する「洲本まちなか再生協議会」事務局長を務める坂本昌文さんのバスガイドのもと洲本城や城下町の町並みなど見学しました。

▲拡声器を持ってガイドする坂本さん

　1526年に築城された洲本城は国の史跡にも指定されています。現在、三熊山にある模擬天守は、1928年に御大典（昭和天皇の即位式）を記念して、鉄筋コンクリート製で築造されたもので、模擬天守としては日本最古のものです。天守閣からは洲本市を一望することができ、洲本市が大阪湾、紀淡海峡、紀伊水道、播磨灘に面していることを直に見ることができます。洲本市は淡路市、南あわじ市、また紀淡海峡を隔てて和歌山県和歌山市とも接しており、市域の中心部を洲本川が流れています。展望台からはその洲本川を見ることもできました。洲本市は現在、約4万人の人が暮らしていますが、市内の３割以上の方が65歳以上となっており、高齢化率（2022年）が37.4％と、全国平均29.3％より高い数値となっています。

　学生たちは３日間のスケジュールの中、男性が洲本市本町7丁目にある「旧タケダ玩具店」、女性が洲本市のコミュニティセンターである「よりまち荘」に宿泊し合宿を行いました。初日は、初対面の学生同士で一緒に夕食を共ににし親睦を深め、早速和気あいあいとした雰囲気になりました。２日目はテーマごとに洲本市内を現地調査（取材）。３日目は「S BRICK」に場所を戻し、各テーマごとに調査結果をもとに考えた関係人口創出・拡大施策の企画を発表し合いました。