累計77大学・2500名以上が参加したZ世代から大注目のSDGsイベント「第19回 大学対校! ゴミ拾い甲子園」開催!
イベントレポート SDGsイベントとして大学生から注目度の高い「大学対校!ゴミ拾い甲子園」! 第6月11日(日)に第19回大会を開催しま … 続きを読むVol.01 キックオフ! 豪田ヨシオ部
2013.04.23 (火)


営業畑一筋で「典型的な猪突猛進タイプ」と言われつつも、実績は上げてきた豪田ヨシオ。
彼が勤務するクリエイティブPRは社員数十名のいわゆる中小企業だけに、その存在感はデカい。
声もデカいし、態度もデカいが、粗っぽさもあって仕事ではヌケてる部分もデカい。
「だから愛される」という言い方もできなくはないが、とにかく常に目立つ存在の男である。
その彼が、この朝は出社するとそのまま真っ直ぐに社長室のドアをたたいた。
いや、本当はノックもせずに「おはよーございまーっす」と、雑な感じで入っていった。
「なんだなんだ?w またなにか面白い話でもあるのか?」
ニコニコ顔の社長。不器用だが情熱的な豪田のことを憎からず思っている。それを以前から感じ取っていることもあり、豪田も「直訴すれば通るかも」と考えたわけだが、その数分後……。
「そう簡単に言うな。ゴルフやテニスの部活をするのとはワケが違うだろ。そもそもオマエのことだから綿密な計画もないよな? だめだめ。帰れ、帰れ。仕事しろ」
即答で断られた。
さて、豪田は何を社長に進言したのか? 一言でいえば「社会貢献をするためのチームを社内に作り、公式な部活動として認めてほしい」という提案。彼がこうした提案をしようと考えたきっかけは2011年3月11日、そう東日本大震災だった。
社長を相手に食い下がり、経緯を説明する豪田。
彼が震災後に抱いた想いは、決して特殊なものではなかった。
多くの人が「自分にできることはないか。少しでも復興に貢献したい」と考え、行動に移していった。
豪田の場合、最初に訪れたボランティア活動の地で、その光景に衝撃を受けつつも、地元の人々や、ボランティア仲間との出会いがとても素晴らしいものだと感じたという。
「それがきっかけでした。うん。なんて言えばいいか、その、前から知ってはいたけれども、ちゃんと見ようとしていなかった問題ってのが、世の中にはいっぱいあるんだ、ということをね、考えちゃったわけです、がらにもなく」
復興支援に参加する。それだけの経験からも、たしかに豪田は「がらにもなく」いろいろと気づかされた。被災地に暮らすのは多くが中高年の人たちだった。
少子高齢化や過疎化という言葉を、久方ぶりにリアルに考えた。
少数の若者からは、復興の話ばかりでなく、老いた親や祖父母を介護することへの不安や、地域に不足する雇用の話なども聞かされた。

それで思ったのが、
一人ひとりの1回ごとの支援も大切だけど、
『もっと無理なくみんなで継続していける仕組みが必要なんじゃないか』ってやつでして」

その大きな声でご立派なことを言ってるから、きっとドアの向こうで皆も聞いてるはずだ。『駄目だ』とオレが答えたら、『社長サイテー』ってなるかもしれないな。でも、やっぱり駄目だ。
社会の課題を解決できたら言うことないよな。でもな、中小企業の経営難って問題についてはどうなんだ豪田?社会貢献やCSR活動をする余裕がウチの会社にあるのか? 中小企業に関係あることなのか?」




「いや、もう書いたって読んでくれないだろ」 と、打たれ弱いまま。すると西園寺がキリキリっと言い出した。
「 はあ?書いてもいないうちにあきらめるんですか?」
説教されてるんだか、励まされてるんだか、わからない会話を2人の若手としているうちに、とにもかくにも「書いてみよう」という結論に。
そこは営業の鬼・豪田のこと、へこんでいても、天性の図々しさでしっかりこの2人を巻き込み、一緒に企画書作りをするように話を持って行った。その夜、あーだこーだと激論を交わし、西園寺からは数十回の駄目だしも食らい、それでもなんとか出来上がった企画書。翌朝、豪田は何事もなかったようないつもの豪快さで社長室へ。
「この立ち直りの早さというか、失敗を簡単に忘れて笑える性質は、多少参考にはなるわね」
「結局、僕らも一緒に社長室行くはめになっちゃったねw」
もうおわかりだろう。この2度目のチャレンジで、豪田は社長からOKをとりつけた。企画書とその説明で力を入れたポイントは、「中小企業にだってできることはある。中小企業だって社会の公器だ」という点と、「個人とNPOと企業が力を合わせたら、新しい社会貢献の形を創っていくことだって可能」という点。もちろん、活動は仕事に支障をきたさない範囲で行う、ということも誓ってきた。
「よおおおし!やるぞおお!」 豪田は単純に雄たけびをあげているが、条件付きでの船出が決まっただけだ。
部員はひとまず豪田(部長)、黒柴(副部長)、西園寺(マネージャー)の3名でスタートということに。
「ねえ、なんでですか? 私一緒にやるなんて一言もいってませんよ」
「またまたぁ、本当にその気がなかったら企画書作りとか、最初から手伝わなかったくせに」
社長室での説明では、意外にも黒柴が大活躍。社会に貢献する活動をすれば、当然そこに深いコミュニケーションが生まれ、企業の事業だけでは得られなかった「つながり」や「人の輪」が生まれる、という黒柴の主張に社長は身を乗り出して聞いていた。
特に「今までのような一方通行のPRや広報活動とは性質の違う
『ファン』作りの場にもなると思います。」
というセリフに大いに心を動かされた様子だった。実際、地域コミュニティの人々と、NPOと、企業という三者がつながって、その輪が多様な広がりを始めたなら「新しい何か」が生まれる可能性は十分にある。
「ふぅ……。でも、活動って何をするんです? 何も決めてないし、豪田さん、あの様子だと間違いなく何も計画してませんよ」
「僕にちょっと考えがあるんだ。やっぱりこういうのは先輩たちに話を聞くところからやらないとね。一緒に聞けば、豪田さんもいろいろまた考えるだろうし。考えたらすぐ行動に移せる豪田さんのことだから、そしたらそれをまた眺めてようかなあ、とかw」
「はあ? なに慕っちゃってるんですか、豪田さんのことを。単に猪突猛進なオッサンでしょ?」
「そこがいいところなんじゃない? 僕らみたいに考えてばかりいる人間じゃ、こういうこと始められなかったと思うし」 というわけで、以上が部活発進のいきさつ。次回は黒柴が予告した通り、社会貢献に取り組む企業の姿を3人が取材する。
「ねえ!豪田さん! 部活の名前は?」
「えーと、考えてなかった。……社会貢献部っていうのも、なんか善人ヅラな感じでイヤだよなあ……、じゃあひとまず『豪田ヨシオ部』ってことでw」
「はああああ? サイテー。やだ。絶対にやだ、そんな名前」
「いいじゃんw。それでいきましょう、部長ww」
次回はもっと具体的で、ちゃんとタメになるお話をお届けします。 おたのしみに。
豪田ヨシオ部のストーリーは、おおむねフィクションです。
あ、わかりますよねw でも、ここからが大事!豪田ヨシオ部そのものはノンフィクション。
つまり本当に活動を開始しているんです!
ですから、大マジメに部員を募集します。
すでに個人やグループで社会貢献活動をなさっているかたはもちろん、かつての豪田のように「関心はあったけれど、一人ではなかなか踏み出せなかった」というかたを、むしろ大歓迎します。
「思いつきだけかもしれないけれど、体験してみたい」というかたでもOK。皆で一緒に行動し、戸惑いながら学んでいきましょう。
部員になったかたの言動が、豪田ヨシオ部の物語を形成していくことにもなります。
なぜなら、豪田ヨシオ部のストーリーを「限りなくノンフィクションに近い物語」としてお届けしたいと思っているからです。
「キレイゴトだけじゃない」、でも、「大変なことばかりでもない」、そんな社会貢献活動の本当の姿を、皆さんと一緒に探求していきたい、と思うのです。

これから社会貢献活動、CSRを考えている企業の皆さんもぜひご連絡ください。豪田ヨシオ部と一緒に始めましょう!

興味を持っていただき、参加しようと思ってくれた皆さん、どしどし、ご意見やご要望をメッセージで送ってください!「豪田にこういうことをさせろ」「このあいだの黒柴の発言は違うだろ」「西園寺の登場頻度をもっと増やして」……なんでもOKです。
豪田は結構、ひとの意見に動かされやすいタチなのでw、皆さんの意見次第で言動が変化します、あきれるほどに……。どうぞ、そういう形での参加も楽しんでください。 皆さんの参加によって豪田ヨシオ部はどんどん成長していきますので
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