Z世代の大学生が“いちご生産日本一”真岡市のシティプロモーションを考えるアイデアセッションを開催!
イベントレポート 「豪田ヨシオ部」は8月28日(水)、栃木県真岡市の職員さんやいちご農家さんが取り組む“いちご”を活用したシティプロモー … 続きを読むやっぱり面白い! 気づきもいっぱい!! 「第7回 大学対校!ゴミ拾い甲子園」 ~2016年12月4日(日)
2016.12.28 (水)
得たものも反省も多い。大学生の力を集めて“部活”を発展させたい!
こうして無事終了した「第7回 大学対校!ゴミ拾い甲子園」。でもちょっと胃が痛むこともありました。実は2つのチームが会場に気づかずに素通りしてしまうトラブルから今回は始まったのです。開会時間が30分ほど遅れましたが、開会式をコンパクトにまとめ、15分押しで進行させました。
これがけがの功名となり、ゴミ拾いの時間がちょうど東京湾の干潮の時間に。ゴミ拾いには最適な好機が到来しました。
とはいえ、よけいに歩くことになってしまった2チームの皆さんと、開会を待たせたしまった他チームの皆さんにご迷惑をかけてしまい、お詫びの気持ちでいっぱいです。閉会後の豪田ヨシオ部反省会では、次回からの改善策を話し合いました。
今回、僕は記録係として実際にあるチームに参加しました。「このゴミはどの欄に記入するのか」「どのごみ袋に入れるのか」、咄嗟に判断するのは意外に難しいものでしたが、チームのメンバーで考えるのは楽しく、たくさんの気づきがありました。
大きなゴミに目が向かいがちですが、細かなゴミでも環境負荷が高い、つまり得点が高いものがあります。そういうことに気づくのは、ゲーム感覚のこの“部活”のまさに醍醐味です。
大学生は代替わりするので毎回参加者は少しずつ違いますし、その動機も様々。「イベントとして楽しみたい」という人も、「社会課題を解決したいから」という人も。その多様さをまとめていくのは難しくもあり、やりがいでもあります。
嬉しいことに各大学参加者の間できちんと伝達が行われていて、サークルやチームの代表者が「大学対校!ゴミ拾い甲子園」への出場を後輩に引き継いでくれています。僕も豪田ヨシオ部を創立した先輩たちから受け継いできたこの“部活”を、後輩たちに手渡していきたい。
夏に比べ、冬の「大学対校!ゴミ拾い甲子園」参加者はどうしても少なくなります。その分、参加者の一体感が高まるというプラスの面もあります。僕が悩んでいたところ、「参加者数を増やすことはもちろん大事だけど、どこに価値を置くか考え→実践→チェック→改善を繰り返すことが大事じゃない?」とOB・OGがアドバイスしてくれました。こういう社会人とのつながりも、まさに豪田ヨシオ部ならではと実感しています。
ゴミ問題の解決には、ゴミ拾いと同時に、なぜゴミが捨てられるのか考え、ゴミを出さないことを考えなければと思います。容器・包材の改善やリサイクル・リユースに熱心な企業・団体とのコラボレーション“部活”も考えたいと、僕たちの夢は広がります。
次回の豪田ヨシオ部の“部活”はキユーピー株式会社との共催です。大学生なら誰でも参加OK! 「目指せ料理男子! キミの大事な人と愛にあふれた食卓を」という企画かな。僕もある人をびっくりさせたいと今から企んでいます。詳しくはコチラ→「豪田ヨシオ部×キユーピー」部活
豪田ヨシオ部一同、新たな部員の皆さんとの出会いを楽しみにしています。
【クイズの正解】
1 〇。2015年調べるゴミ拾いの結果、35,000個以上のペットボトルが回収されている。
2 〇。2015年荒川で拾われた注射器は400本以上。回収の際は、素手で触らないなど注意が必要。
3 〇。現状のまま何も対策をとらなければ2050年には魚よりもゴミの量の方が多くなるといった報告もある。
4 ×。リサイクル率は82.6%(PETボトルリサイクル推進協議会調べ)となっている。米国のリサイクル率は21.6%と言われており、日本は高い水準でリサイクルを行っている。また、アルミ缶リサイクル率は90.1%(アルミ缶リサイクル協会調べ)で、アルミの原料であるボーキサイトからアルミ缶をつくる場合のエネルギーと比較して3%でアルミ缶がつくれる。
5 〇。スズキ(セイゴ)は、西新井橋でもたくさん捕れる。海と川が連続的につながっている指標となっている。他にもアユの遡上がみられる。
6 〇。最大は埼玉県吉見町付近では堤防の間隔が2.5kmあり日本最大。この広い河川敷の中には民有地もあり、ゴミ放置なども問題となっている。
7 ×。アメリカ西海岸まで到達することがある。太平洋には日本の国土の4倍ともいわれる「ゴミの島=太平洋ゴミベルト(Great Pacific Garbage Patch)」が存在する。
8 〇。環日本海環境協力センターの報告によると7割が川由来と言われている。海洋を漂流・漂着するごみの約70%はプラスチックゴミと言われている。
9 ×。マイクロプラスチック問題として世界でも問題になっている。マイクロプラスチックには化学物質が吸着しやすいのでそれが溶出して影響がでることが懸念されている。また、九州大学と東京海洋大学の調査チームによると南極海でもマイクロプラスチックが確認され、世界で初めての報告事例となった。
10 〇。準絶滅危惧種に指定されており、一時期はかなり減ってしまったこともある。荒川でゴミを拾うことで彼らの生息場がゴミで埋まるのを抑制することができる。
11 〇。容器包装類は使い捨てが大半。過剰包装や小分け包装を減らすために、それらのものを使わない、断るなどの対応が広がればゴミを減らせるかもしれない。
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