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やっぱり面白い! 気づきもいっぱい!! 「第7回 大学対校!ゴミ拾い甲子園」 ~2016年12月4日(日)

2016.12.28 (水)

なぜこんなゴミがここに? 知恵と体を駆使してゲームスタート

 2015年12月の第5回は、変わらぬゴミ問題に天が涙を流したのか、生憎の雨でしたが、今回は、僕らの心のように?澄み渡る晴天。ロードバイク、草野球、お弁当を広げてくつろぐ家族連れ、釣り人、芝生で羽を休めるゆりかもめの群れなど、のどかな憩いの空間が広がる中で絶好のゴミ拾い日和となりました。対岸の下流には東京スカイツリーのシルエットも浮かびます。

 

 まず、荒川クリーンエイド・フォーラム事務局の今村さんから「海を泳ぐイワシのお腹の6割~7割からプラスチックゴミが出てくるそうです。川のゴミを拾うことで海のゴミを減らせば、私たちの食料を守ることにもつながります」と、ゴミ拾いの意義をまじえた挨拶。

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 そして選手宣誓です。今回の参加者は5大学約40名。東洋大学の M・Mさんが参加者を代表し、荒川に向かって「大学生のパワーを発揮し、正々堂々ゴミを拾うことを誓います」と力強い宣誓。続いて「頑張るぞ」「おー」の掛け声で競技がスタートしました。

 

 今日のために荒川クリーンエイド・フォーラムさんが新調してくれたというカラフルなトングを手に、各チームが散っていきます。

 

 広々とした河川敷には10面もの野球場が整備されていますが、そのすぐ横の川岸には、ヨシの群生に沿うようにして数えきれない種類のゴミ、ゴミ、ゴミ…。上流から流れてくるだけでなく、満ち潮のとき東京湾のゴミが河口から上がってきます。大きなゴミは比較的少ないものの、カン、ペットボトルなどがバラまいたようにたくさん落ちています。靴、植木鉢、DVDケース、カセットボンベ、薬品の瓶、ヘルメット、カバン、タイヤ…、なぜこんな物がここにというゴミが次々見つかり、参加者の大学生も、僕たち豪田ヨシオ部インターン生もビックリです。

 

 「前回の第6回では賞をいただきましたし、汗を流しながら頭も使うのが楽しかったので友達を誘いました」と語ってくれたのは和洋女子大のOさん(写真下)。「今回は足元も良いし、拾いやすい。大きいものがあったら狙いたいですが、女の子だから運べるかな?」と意気込みを見せてくれました。

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 ペットボトルの中身を捨てながら丁寧にゴミを拾っていた獨協大学ボランティアサークルUNI-BLOCKSの皆さん(写真下)は、普段は障害をもつ子どもたちと遊ぶ活動などが多いそうです。彼らは買い物カゴや金属ワイヤー製の傘立ても拾い集めていました。

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 また、第1回から欠かさず参加してくれている東洋大学チーム(写真下)が、工事現場などで見かけるコーンバー(カラーコーンとセットで使う黄色と黒の縞模様の長い棒)を拾い上げるなど、ほうぼうから大物が次々と出てきました。

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 和洋女子大チーム同様「大物狙いで!」と鼻息を荒くしていたあるチームは、ずっしり中身が詰まった黒いショルダーバッグを発見。中を確認したところ、大きな石がゴロゴロ入っていました。「重い……でもゴミじゃないのか……」。いえ、そのバッグはゴミですから!

「大学対校!ゴミ拾い甲子園」ではゴミを5種類に分別。ゴミの種類や数を調べることで、環境についてたくさんの気づきがあり、考えるきっかけとなるのでです。

 

body-shop

ザ・ボディショップからご提供いただいた、お米から作られたゴミ袋
 

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