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【若者調査】寄付活動は70%が「良いこと」、20%は「偽善的」

2017.08.12 (土)

 
【寄付のイメージは?】
 ポジティブなイメージとしては、「良いこと」「社会参加」「気分が良い」などの意見が上がる一方で、「偽善的」「うさんくさい」「学生には無理」といったネガティブな意見も上がった。また、「自分が寄付をしたとしたら、そのことをSNSに投稿することに抵抗はありますか?」という質問に対しては、49%の若者が「抵抗がある」と答え、人に知られることに対してネガティブなイメージを持っていることもわかった。
 

 
【寄付先を選ぶポイントは?】
 寄付先を選ぶ際に重要視する点として、70%が「活動内容への共感」、65%が「お金の使い道の透明性」を挙げている。
 

 
【途上国と日本国内の子どもたちへの支援意識】
「途上国と日本の子どもたちのどちらを支援したいか」の質問に対して、40%が「途上国の子どもたち」を選択した一方で、「日本の子どもたち」を選択したのは23%だった。
 

 
【寄付には対価が必要か?】
 寄付への対価よりも、「ウェブ上での成果報告」寄付をした際の対価について、27%が「寄付への対価は必要ないと思う」と回答している一方、34%が「ウェブ上での成果報告」、27%が「届いたことの確認」が見られるなら寄付すると回答しているように、 アカウンタビリティや透明性という意味での「信頼度」を求める傾向があることがわかった。
 

 
 調査を実施した田園調布雙葉高等学校3年生戸川さんは「今回のアンケート調査では、 多くの若者が寄付をする際に『お金の使い道の透明性』や『ウェブ上での成果報告』を求めていることが分かりました。寄付成果の可視化など、若者の視点に立って寄付の形を柔軟に変えていくことが必要だと考えました。ユースと一緒に活動するプランにとって、次世代の寄付者である若者を取り込むことは大きな意味を持つと思います。私たちユース・アドバイザ リー・パネルはこれらの調査結果をふまえ、これからも魅力的な寄付のあり方を考えていきます」とコメントした。
 
※調査資料はすべて「公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン ユース・アドバイザリー・パネル(YAP)」。

 プラン・インターナショナルは、 子どもの権利を推進し、 貧困や差別のない社会を実現するために世界70か国以上で活動する国際NGO。創立の1937年から長年にわたり、子どもや若者、 地域の人々とともに地域開発を推進。すべての子どもたちの権利が守られるよう、とりわけ女の子や女性への支援に力を入れている。  また、プラン・アドバイザリー・パネル(YAP)とは、 若者たちの意見や関心をプランの方針や事業計画に反映させるために、プランが活動している各国で設けられている機関で、日本では2014年から活動をスタート。 https://www.plan-international.jp

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