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SDGsへの取り組みと幸福度に関係性がアリ!? SDGs都道府県評価を分析

2021.06.30 (水)

 株式会社ブランド総合研究所が、都道府県ごとに住民の幸福度や居住意欲度、悩みや地域の課題、自治体のSDGsへの取り組みの評価などを数値化する調査「第3回地域版SDGs調査2021」を実施した。

 その結果、居住している都道府県のSDGsへの取り組みを評価している人ほど、「幸せ」を感じる割合が高いことがわかったと、同研究所が発表しました。

 全国で広がるSDGsへの取り組みですが、その内容が住民に理解され、評価されることが住民の「幸福度(幸せと感じる強さ)」を高め、地域の持続性を高めることにつながるようです。

 「地域版SDGs調査2021」は、住民視点での地域の持続性に関する課題を明らかにし、将来に向けて持続性を高めるために必要な施策や目標値設定に活用できる調査として設計したもので、今回が3回目。SDGsの認知度のほか、居住する都道府県のSDGsの取り組みについての評価、社会や環境の持続性につながる行動、幸福度などの持続性と、それらの阻害要因である悩みや地域の課題など、全142項目の指標を徹底的に調査・数値化しました。

 「(あなたの居住する)都道府県はSDGs達成のために積極的に取り組んでいると思いますか」という設問に対し、5段階で回答してもらった結果をもとに点数を算出。

 その結果、「SDGs指数」が最も高かったのは鳥取県となった。「よく取り組んでいる」が4.8%、「少し取り組んでいる」が26.5%とおよそ3割以上の人が同県の取り組みを評価した。

 2位の石川県は「よく取り組んでいる」が5.4%と鳥取県より多かったが、「少し取り組んでいる」が22.3%で、評価指数はわずかに下回った。なお、47都道府県の平均では「よく取り組んでいる」の回答は3.1%、「少し取り組んでいる」は16.7%で合計では19.8%となった。一方で「全く取り組んでいない」14.4%と「あまり取り組んでいない」14.1%の合計では28.5%だった。

 そして、住民に対し「(あなたの居住する)都道府県はSDGs達成のために積極的に取り組んでいると思いますか」との設問で、「よく取り組んでいる」と答えた人のうち、70%以上が「とても幸せ」と回答。これは「少し取り組んでいる」と答えた人の36.6%の約2倍。「取り組んでいない」などと答えた人の約3倍というより、はるかに多い結果になった。

 環境や社会の持続につながる行動について「あなたが普段の生活の中で、意識して取り組んでいるものがあればいくつでもお選びください」との問いに対し、「地産地消」「節電・省エネ」「寄付・募金」など、消費、環境、社会のそれぞれの分野における行動(計20項目)の中から、実際に行動しているものを選んでもらった。すると、20の行動の平均が最も高かった。すなわち社会や環境などの持続につながる行動をとる人が最も多いのは鳥取県となった。同県は前出のSDGs評価とあわせて2冠を獲得した。

 なお、消費に関する項目で持続的な行動をとっている人が最も多いのは宮崎県、環境に関する行動では山梨県、社会に関する行動では島根県が最も高かった。ちなみに、鳥取県はこの3つの分野いずれも2位となっている。

 具体的な行動の中で実行している人が最も多かったのは「エコバッグ」で55.0%、続いて「ゴミの分別」で52.9%、「節電・省エネ」で45.0%など環境行動が上位を占めた。

 環境や社会の持続につながる「地産地消」「節電・省エネ」「寄付・募金」など社会や環境の持続につながる20の行動の中で、取り組んでいるものを選んでもらったところ、6つ以上選んだ人の38%が「とても幸せ」と回答したのに対し、「していない」を選んだ人は19%しか「とても幸せ」と答えていなかった。この結果を受けて、株式会社ブランド総合研究所は、「SDGsに関連する環境や社会の持続性につながるような行動を多くとっている人の方が、幸福度を感じると言えそうだ」と分析している。

<調査概要>
調査方法:インターネット調査
調査対象:47都道府県の登録調査モニター(15歳以上)から、居住する都道府県別に抽出
総回収数:計16,450人(各都道府県から350人ずつを回収)
有効回答数:16,300人(各都道府県の回答者数は343~350人)
調査時期:2021年5月1日~5月5日
調査項目:持続性指標:幸福度、 生活満足度、 愛着度、 定住意欲度など4項目
SDGs指標:認知度、 都道府県別SDGs評価、 個人の行動など42項目
住民の悩み:46項目「低収入・低賃金」「貯蓄・ローン」など
社会の課題:50項目「農林水産業の衰退」「食の安全・安心」など
回答者属性:年齢、性別、婚姻、子供の有無、世帯年収、居住形態など

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