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「待機児童問題」子育てハッピーウィーク

2016.03.15 (火)

 

みなさんこんにちは!

豪田ヨシオ部の新大学4年生、田村です。

 

春はすぐそこ。就活生の皆さん、体調には十分気をつけて頑張っていきましょう!

 

 

現在、豪田ヨシオ部では「ミライママ×リアルママ(パパも)」という企画を考案しています。働きながら子育てをしている女性社員・男性社員の方と大学生が交流することで、自分の将来のキャリアを仕事面だけでなく生活の面も考えてもらおうというイベントになっています。

 

この企画の内容をもっと充実したものにするため、実際の子育てを取り巻く環境について勉強したいと思い、3月5日(土)に『〈保育者に頼って〉預ける側・預かる側 本音トーク』に参加してきました。

 

これは『みんなで子育てHAPPY WEEK』(企画運営:IPシンフォニー)のイベントの一環で、育児に奮闘するママやパパ達に、子育てを前向きに考えてもらうヒントを日替わりでお届けする企画です。

3月2日(水)〜8日(火)の間、日本橋三越新館6階特設スペースにて開催されました。

 

 

私が参加した回では、『〈保育者に頼って〉預ける側・預かる側 本音トーク』と題して、育フェスCHUO代表の高橋さんと、まちのてらこや代表の高原さんを講師として、待機児童や保活(保育園探しのこと)に関するお話から、保育園に入ってからの預ける側(親)としての悩みや不安、それに対する預かる側(保育者)からのアドバイスなどが座談会形式で行なわれました。

 

私が参加した午前中の回は、1歳のお子さんをお持ちの2人のママさんが参加されていました。そのなかでも、最近特に話題になっている「保活」に関してのママさんの声を紹介します。

 

 

「この4月から復職が決まっているのにもかかわらず、子どもの保育園が決まっていない」

はじめは居住地の自治体にこだわっていたものの、どこも入れなかったことで他の自治体も視野にいれて探すことにしたとおっしゃっていました。

 

「こんなに入れないものだとは思わなかった」

 

「入れないのが当たり前。本来であれば子どもが外遊びが好きだから園庭の広い保育園にしようとか、子どものことも考えて保育園選びをしているのに、ここまで入れないと保活自体が無意味」

 

参加者の方からこぼれた「こんなに入れないものなんだ」という言葉から、将来のことを考えると決して他人事ではないと危機感を感じました。待機児童問題についてはまさに国会でも論戦中で、ニュースで良く耳にしていたものの、当事者の方からの言葉は重く心に響きました。

また、保育園が足りないということで「数」がクローズアップされがちですが、子ども達のことを考えると、一人ひとりの子どもに合った保育園選びができなくなっている現状ももっと注目されるべきだと思いました。

 

 

政府や企業がいくら制度を整えたとしても、保育園に入れないということが、仕事を辞めざるを得ない要因となる可能性は非常に大きいですし、巷では預かる側の保育園も保育士の人手不足や低賃金問題を抱えており、保育士さんの労働環境も過酷であると聞きます。この会に参加して、預ける側・預かる側双方の立場に立って「待機児童問題」を考えることが大切であり、どちらか一方をなおざりにしては、この問題は解決しないと感じました。

 

 

一大学生がこの問題になにか貢献できるのかというと容易ではないと思います。

ですが、社会人になる前に子ども達とふれあったり、子育て中のママさんと関わったりすることは、自分のライフプランについて考えるきっかけになるだけでなく、自分達の次の世代について考え、そこにまつわる問題を身近に考えられるようになることが、はじめの一歩となるのではないでしょうか。

 

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『〈保育者に頼って〉預ける側・預かる側 本音トーク』の講師のお二人

左:まちのてらこや 代表 高原さん  右:育フェスCHUO代表 高橋さん

 

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