豪田ヨシオ部は社会貢献を部活と呼びます

NGOイベント取材報告

難民キャンプの図書館には人生を変える力がある!

早稲田大学3年生 ぺき

2017.11.09 (木)

難民キャンプの図書館は新しい世界、より良い人生の入口。

 
 「図書館青年ボランティアのグループが私達の活動をサポートしています」とセイラーさんと菊池さん。難民キャンプで暮らす私と近い世代、190人以上が「図書館青年ボランティア」として現在活躍しているそうです。
 シャンティ国際ボランティア会の研修を受けた彼らは、子ども達への本の読み聞かせ、人形劇などの活動を続けています。
 その一人、現在23歳の女性、ティクトゥーさんは2歳の時、家族と共にミャンマーから国境を越えバンドンヤン難民キャンプに辿り着きました。彼女はある間違いがもとで13歳から家に閉じこもり、泣いて暮らすような日々を送っていましたが、図書館青年ボランティアの友人から「一緒に外に出ようよ」と誘われ、15歳から活動に加わりました。読み聞かせや人形劇を少しずつ続けるうち、子ども達が喜ぶ姿に接し、周囲の彼女を見る目、評価も好意的に変わり、生きる力がわいてきたそうです。やがて、地区の青年ボランティアのリーダーとなり、一児の母となった今、彼女は図書館員をまとめる仕事をしています。
 「図書館は私にとって学校、新しい世界、光のようなもの。この活動で自信がつき、未来を見ることができた」とティクトゥーさんはセイラーさん達に話しました。そして将来の夢を尋ねると、「いつかミャンマーのカレン州に戻ったら、図書館を建て、子ども達がより良い教育にアクセスできるよう、コミュニティのために働きたい」と答えたそうです。

 もう一人、6歳の時に家族と共にミャンマーからメラアルマン難民キャンプに逃れてきた男性、シーショーさん。彼にとって図書館は第二の家、毎日のようにキャンプの図書館で過ごし、本を読んで絵を描くことが大好きな少年でした。2009年に、シャンティ国際ボランティア会が出版活動の一環として行うコンテストの絵の部門で優勝。2010年に家族とアメリカへ第三国定住をし、人生が大きく変わりました。芸術大学に入学した彼は今年卒業し、アメリカの学校で教えるようになったのです。
 セイラーさん達に彼から届いたメールには、「アメリカへ移ってから、自分は世界の一部になったと初めて感じた。自分にも学ぶ権利があり、何でもできる自由があることを知った」と書かれていたそうです。そして、「こうしてプロのアーティストになることができた、その全ては図書館から始まった」と感謝の言葉が添えられていました。
 


▲「全ては図書館から始まった」と語る、アメリカへ第三国定住したシーショーさんが描いた絵本。
 
 難民キャンプの図書館活動の成果をはかるのは簡単ではないと菊池さんやセイラーさんは話していましたが、この二人のストーリーを通して、本や図書館が夢を描くこと、より良い人生を築くことに貢献していると私は思います。

1 2 3 4

広告サンプル

オススメ記事

東京レインボープライドの季節! 男らしさ、女らしさって何かしら?

突撃!豪田ヨシオ部  ごきげんよう、豪田ヨシオ部マネージャーの西園寺菫子です。  「女のくせに」「女だてらに」とか「男まさり」と言われ続けて … 続きを読む»

とりあえずやってみようぜ! 長期インターンで脱・普通の女子大生!

突撃!豪田ヨシオ部  こんにちは! 豪田ヨシオ部インターン生、お茶の水女子大学新3年のリリィです!   豪田ヨシオ部インターン卒業生のインタ … 続きを読む»

穏やかな表情に隠された熱い思い! イベント参加者からインターン生になった理由に迫る!!

突撃!豪田ヨシオ部  こんにちは! 豪田ヨシオ部インターン、早稲田大学新3年の”ポン”です!  豪田ヨシオ部インターン卒業生のインタビュー第 … 続きを読む»

自分の将来と真剣に向き合える! 社会貢献×長期インターンの魅力‼

突撃!豪田ヨシオ部  こんにちは! 豪田ヨシオ部インターン生、立教大学新3年のノッチです! 4月に入り、すっかり春の日差しが心地よい毎日です … 続きを読む»

身近に潜む貧困問題と対処法…大学生の奨学金問題とブラック企業にも迫る!

突撃!豪田ヨシオ部  こんにちは! 豪田ヨシオ部インターン生のマスです!  最近、新聞やテレビで「女性の貧困」や「子どもの貧困」、「障がい者 … 続きを読む»

震災から7年、「あの時・今・これから」について考える おちゃっぺ会レポート

突撃!豪田ヨシオ部  こんにちは! 豪田ヨシオ部インターン、早稲田大学3年のぺきです。  2月25日(日)、東日本大震災の影響で東京に避難さ … 続きを読む»

祝!「第10回大学対校!ゴミ拾い甲子園」開催決定!! 

突撃!豪田ヨシオ部  2013年に荒川河川敷を舞台に産声をあげた「大学対校! ゴミ拾い甲子園」。大学生が主体となって、荒川の環境保全はもちろ … 続きを読む»

2017年「大学対校!ゴミ拾い甲子園」が特別賞を受賞“大学生だからこそ拾えるゴミ”が評価

突撃!豪田ヨシオ部  こんにちは! 豪田ヨシオ部インターン生のマスです!   みなさんに朗報です! 昨年の「大学対校! ゴミ拾い甲子園」の功 … 続きを読む»

12校103名の豪田ヨシオ部員が集結! 寒さ吹き飛ばす「第9回 大学対校! ゴミ拾い甲子園」活動レポート

突撃!豪田ヨシオ部  こんにちは! インターン生のちび太です。  12月10日(日)に開催した「第9回 大学対校! ゴミ拾い甲子園」の様子を … 続きを読む»

教えて、豪田ヨシオ部! NPOの悩みを解決! 大学生の情報収集の極意

突撃!豪田ヨシオ部  こんにちは! 豪田ヨシオ部インターン、早稲田大学3年の“ぺき”です!  去る11月28日(火)、日本財団ビルにて、「豪 … 続きを読む»

広告サンプル