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【東海岸の自然、史跡、産業自然の発見編】関西と関東の大学生が兵庫県洲本市で関係人口創出のためのアイデアを提案

2024.11.15 (金)

【大学生アイデア】継続的に地域とのつながりを創出する「淡路島留学 in 洲本」を提案

 

 3日目の発表の場で、4人は「淡路島留学 in 洲本」と題したユニークな企画を提案しました。「関係人口の創出」を目的に、地方の在り方、地方を守ることの大切さ、淡路三市における洲本市の立ち位置などを4人で確認しあったといい、その上で「留学=国外」という既存の概念にとらわれず、洲本市のような国内の非日常的な空間への留学のススメを提案することにしたのです。
 

 
 洲本市への留学を通じて、非日常的な体験を日常に変え、留学で得た特別な体験と、留学でできた地元との繋がりが地元に戻った後も継続的な訪問を促すと定義し、結果として地域との関わりが深まり、関係人口の増加、新しいサービスの創出が見込めると4人は考えました。この留学は2万円から4万円くらいの予算での短期留学を想定しているといい、発表の場でニシオカさんは洲本観光の魅力をより強く実感できる「春先」がおすすめだと熱を込めます。

 留学にはいくつかのプランを設け、1次産業系の体験として「新玉ねぎ収穫体験」「漁業、釣り体験」「畜産体験」、2次産業として「空き家リノベーション」「トライアルウィーク」「お料理体験」、3次産業体験として「もったいないマーケット」「SDG’sイベント運営カブトムシ相撲大会」、「オルジナルビジネス経営」のコースなど、具体例を設定。「その人に合わせた予算、日にちでプランを組むと魅力的なものになる」とこのプランを設けた理由を明かします。

 発表の際はこんな人が洲本留学に適しているのではという、留学対象のペルソナとして「あかりちゃん」なるキャラクターも生み出し、「あかりちゃんの1ヶ月間計画」という具体的な洲本留学期間のスケジュールなども提示しました。発表の際のマツモトさんの「地方こそ財産」という言葉がとても印象的に残る4人のスピーチでした。ニシオカさんも「1ヶ月の生活の中での出会いから、あの人にまた会いたいという気持ちが芽生え、それが、今後の洲本市の関係人口の増加につながる」と話していました。
 

 
 全ての行程を終え、今回のプロジェクトがとても有意義な体験となったと4人は振り返ります。

 サイトウさんは洲本市内を見学し、「魅力があってもいろんな要素で人が来ない、活気の失われた現状がある。それを変えていきたいと感じるきっかけが生まれました」と成果を口にします。また、最大の発見について、「この地域活動に取り組む中でコトだけでなく、やはりヒトが重視だと気づきました」と明かし、「兵庫県の職員さん、洲本市の職員さん、その他大勢のスタッフや現地の方々に支えられ、このプログラムに参加することができました。ここで出会ったヒトとまた会いたいと思ったので、次この洲本市にもう一度来て、みなさんに数年後にご挨拶させていただけたらと考えています」と感謝を述べました。
 

 
 オカザキさんは今回のプログラムを通じて、「洲本市にはいろんな魅力ある観光スポットがあると知ったことで『次は家族や友人を連れて来たいな』と思いました。こういう観光目的以外にも、今回の企画の案の一つとして出た『大学生が商店街でお店を出店』などもしてみたいと思ったので、これからも洲本市に関わりたいと思いました」と話し、「たったの3日という短い間でも『また会いたい』と思える人たちに出会えたことがすごくいい経験になりました」と充実した3日間だったようです。

 来年、国家公務員として地方創生関連の業務に従事するマツモトさんは、「今回のプロジェクトを通して、洲本市の魅力に沢山気がつくことができました。タイミングや条件が合えば、兵庫県や洲本市のために働きたいです」と意気込みを語りました。また、温泉街などの取材を終え、「サテライトオフィスや合宿生が使う宿など、様々な活用方法を模索していくことが必要だと思いました」と感想を話していました。
 

 現在1年生の西岡さんにとって、今回の参加メンバーは3年生や4年生などの年上のメンバーが多く、刺激になったようで、「自分の能力が現段階でどのくらい通用するのか、というのを試したかったというのがあります。なので、年上相手にも積極的に発言したり、打ち解けるために釣りに誘ったり、他班の案に指摘してみたり、自ら進んでプレゼンの担当になったりしました」と積極的に行動していたそうです。また、実際に洲本市に滞在したことについて「今回行けなかった場所(モンキーパークや寺社仏閣など)もあるくらい魅力的な観光地も沢山あるし、ご飯も美味しいし人も良いし、なんて素敵な町なんだと思いました。またそれと同時に、まだまだ活用出来るものも沢山溢れていて、活用する人がいないのが問題であるとも思いました」と振り返りました。

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