Z世代の大学生が“いちご生産日本一”真岡市のシティプロモーションを考えるアイデアセッションを開催!
イベントレポート 「豪田ヨシオ部」は8月28日(水)、栃木県真岡市の職員さんやいちご農家さんが取り組む“いちご”を活用したシティプロモー … 続きを読むVol.07 豪田ヨシオ部×荒川クリーンエイド・ フォーラム 大学対抗!ゴミ拾い甲子園!!
2013.10.23 (水)
声も身体も態度もデカい。それが豪田です。そんな男が昼日中に狭い社内でコソコソしていれば、かえって目立ちます。あっさり感づいて、こっちにやって来た西園寺。でもたしかに、豪田が黒柴に耳打ちしていた通り、いつもの西園寺とは様子が違います。
「恋ですって? そんなもの私に必要ありません!(いつもの威圧感)
「でも、様子が変だったのは確かだよ。いい意味で、だけど(笑)。朝からずっと思いだし笑いしていたし、なにかいいことあったの?」
いつになくニコニコデレデレ顔で語り出した西園寺。『むしろいつもより怖いかも』とビビる豪田でしたが、ともあれ、西園寺の話をかいつまんでまとめると、こうなります。
昨日の朝、出勤前に自宅近所の川べりの公園へ散歩に出た西園寺は、川岸にペットボトルやレジ袋に入れられたゴミなどが大量に捨てられている情景に出くわし、悲しくなったのだといいます。少々のゴミならば、迷わず自分で拾おうとしたはずなのですが、一人ですぐに片付けられるような量ではなかったのです。「どうしよう」と気になりつつも、会社に向かわなければいけない時間になってしまいました。それでも、やっぱりゴミのことが気がかりです。そこで……
「仕事を早めに終わらせて、また川に行ったんです。そうしたら、ゴミがすっかりなくなっていて(ニッコリ)。きっとウチの地元のボランティアかNPOのかたが片付けてくれたんだと思うんですけど、とにかく嬉しくて♪」
「みんなが共有して憩いに使う場所を平気で汚す人間がいることは許せないし(キッ)、結局なにもできなかった自分のことを思うと悔しいし(ショボン)、結構複雑な気分ではあるんですけど、やっぱり行動を起こしている人たちがいるのは嬉しいですよね(ニコニコ)」
「私もそう思う。昨日、突然いなくなった理由って、仕事だけじゃないわよね?」
「はあ? お見通しだからといって、素直に従うとは限りませんからね(キッ)」
「そうですよ、何をするのか教えてくれないと。僕らだって意見はあるんだし……」
「あ、そうか。ゴメンごめん。ゴミ拾いをやる。これなら賛成だろ、西園寺?」
「いいですね! やります!」
「ちょっと待って、西園寺さん。話を全部聞かないと安心できない。豪田さんのアイデアの場合は(苦笑)」
チームワークがいいというか、豪田がわかりやす過ぎるというか、とにかく最近は以心伝心の3人。そして、このときの黒柴の心配もある意味では当たっていました。
豪田が2人に渡したのは「荒川クリーンエイド・フォーラム」(http://www.cleanaid.jp/)というNPOのパンフレットでした。前日、豪田は被災地ボランティアで仲良くなった知り合いに連絡し、都内の荒川流域でゴミの清掃活動をしているこの団体を紹介してもらったのでした。すぐに話を聞きに行き、そこで活動の実態をいろいろと教わったのだといいます。
「西園寺が言っていたように、ゴミを皆で拾って、地域の環境をきれいにするのは、それだけで価値がある。でも、荒川クリーンエイドさんの話だと、それだけじゃあないらしいんだよ。ただゴミを拾うのではなくて、そのゴミを種類分けしてデータに残しているそうなんだ」
「このパンフレットにある通り、ペットボトルのゴミが増えている(http://www.cleanaid.jp/20120215pr.pdf)のだとわかれば、これがゴミとして捨てられないようにする取り組みを企業と一緒になって考えていくこともできますよね。でも、それと競争と何の関係があるんですか?」
「そうよ。善いことをするのに、いちいちゲームっぽい要素を入れなくてもいいんじゃないかって、私は思いますよ」
「本当にそう思うか? こないだの防災の部活の時にも言ったけど、『世のため、人のためになることをしましょう』って呼びかけだけで、本当にたくさんの人が集まるか?」
3人の議論は延々と続いたのですが、ドブさらい経験者の豪田いわく「下水ってこういう風に生活を支えていたのか」と気づいたといいます。「この経験をしていなければ、自分たちの生活がどんな物で成立しているかわからなかった」と。また、汚泥の中から見つかった様々な物を見て「これを放置していたら子どもがケガをしていたかもしれない」と感じたりもしたといいます。そして、地域の人たちの喜ぶ顔に出会うことができ、つくづく思ったというのです。「来てよかった。やってよかった」と。
そして昨日、こうした豪田の体験と荒川クリーンエイドさんから聞いた話が合致したというのです。荒川クリーンエイドさんによれば、過去に活動に参加した人からも「やらなきゃいけない行動だけれど、どうしてもきっかけがなかった」「ゴミ拾いの活動はただ大変なだけだと思っていたけれども、やってみたらとても楽しく感じた」「ゴミの放置が自然環境や他の生き物だけでなく、地域に暮らす子どもたちにとっても危険なのだということを肌で感じた」というような声が次々にあがるのだというのです。
「やってみて初めて理解できることってのがあると思うんだよオレは。誰だって、善良なことをしたいけど、きっかけがないと行動できなかったりするだろ? 西園寺だって、川のゴミを結局拾わなかった自分を悔しく思ったろ? 楽しさは必要だとオレは思うぞ」
「(ドキっ!)(たまにいいこと言うのよね、この人。たまに だけど……)」
「やりましょう(笑)。意見一致した感じです。ゴミをなくして自然環境を維持したり、拾ったゴミから自分たちの生活を考えたり、企業にできることを再認識したり、この資料(http://www.cleanaid.jp/corp.html)にあるようにたくさんのことを学ぶきっかけになるのなら、競争みたいな要素があってもいいですよね。で、どんな競争を部活にするんです?」
今回は、大学対抗にする。もう昨日のうちにいくつかの大学に行って、話をつけてきた……そう話す豪田。いつもながら、独断で動く勝手なところがあるものの、思い立ったら行動だけは速いのです。
「はぁ……(やっぱりこの人って……)」
あ、一応、理由はあります。荒川クリーンエイドさんは1994年に活動を開始した団体。クリーンアップ系活動団体の老舗の1つです。2012年の1年間だけでもゴミ拾い活動を133回実施。のべ13,443人もの参加者を記録しています。ただ、この老舗団体のデータによれば、近年だんだんと参加者の年齢層が上がっているというのです。それを聞いた豪田は、持ち前の単純さから「若いヤツは何してるんだ!」と思い立ち、知っている限りの大学生たちに連絡をして会いに行き、部活への参加を呼びかけた、というわけです。
とまあ、今回もいろいろありましたが、3回目の部活が決定しました。豪田ヨシオ部としては、このゴミ拾い部活を単発ではなく、継続的に何度も実施するつもりです。とはいえ、第1弾の今回は「大学対抗」で行きます。学生の皆さん、どんなチーム構成でも人数でも構いません。ぜひぜひ参加してください。
もちろん、個人での参加もOKです。個人参加が多数の場合は、複数の大学の学生による混成チームを作ることも考えています。
そして、さらに欲張りますが、「大学生ではなく社会人です」とか「実は高校生のグループです」とか「子どもの勉強にもなりそうだし、家族で参加したい」とか、そういういろいろな参加希望も、まるっと大歓迎します。参加する大学チームのどこかにメンバーの一員として入ってもらったり、対応はちゃんとしますので、安心してください!
そして、ゴミ拾い体験を通じて、皆さん親交を深めてください。競争イベントの後は、交流会も実施しますよ。
優勝チームには初代チャンピオンの栄誉プラス豪華賞品!(かも)
豪田ヨシオ部×荒川クリーンエイド・フォーラム 大学対抗!ゴミ拾い甲子園!!
=================================
【主 催】 豪田ヨシオ部
【共 催】 特定非営利団体法人 荒川クリーンエイド・フォーラム
【開催日】 2013年12月1日(日)
■第一部ゴミ拾い甲子園 13:00~15:00
(受付: 12:30~12:50 )
■第二部 交流会 15:30~17:30
【行 程】 ■第一部 ゴミ拾い甲子園
12:30~12:50 受付
13:00~13:25 開会式
13:25~14:00 ゴミ拾い
14:10~14:40 ゲームタイム
14:40~15:00 閉会式
■第二部 交流会
15:30~17:30 お食事をとりながら交流会を予定
【場所】 集合・活動場所: 新四ツ木橋下流 荒川河川敷
最寄り駅: 京成押上線 四ツ木駅 徒歩約10分 (当日スタッフがご案内します)
【参加費】 ¥100 (運営費、荒川クリーンエイドへ寄付)
※交流会に参加する方は別途お食事代がかかります。
※参加費は当日お支払いください。
【持ち物】 ・軍手 ・飲み物 ・ゴミ袋(小さくて構いません)
・リュックなど(両手がふさがらないように) ・防寒具
・動きやすい服装、運動靴(汚れても大丈夫なもの)
【参加申込・
問い合わせ】 下記必要事項を明記して info@godabu.jp にお申込みください。
① 代表者氏名
② 大学・団体名
③ 参加人数
④ メールアドレス
⑤ 当日連絡可能な電話番号
=================================
そして今回も豪田部長から皆さんにお願い!
「川は海に通じる道でもある。放置されたゴミは川の流れに乗ったりして広い地域に影響を及ぼす。逆に言えば、川を美しく保てば、オレたちの生活環境に広く良い影響が出る。どうか多くの人に参加してほしい! 今回は大学対抗の競争形式だけど、ふざけているわけじゃあないぞ。楽しんで参加しながら、たくさんのことに気づき、学べるはずだ! みんな、よろしく!」
オススメ記事
【大学生募集】いちご生産日本一・真岡市の“シティプロモーション”を考えるアイデアセッション実施!
イベントレポート 8月28日(水)に、栃木県真岡市の職員さん、いちご農家さんによる“いちご”を活用したシティプロモーションを考えるアイデ … 続きを読む
【環境人材育成】初の参加者400人超え!大学生が荒川の河川敷を一掃!環境活動「第21回 大学対校!ゴミ拾い甲子園」レポート!
イベントレポート 6月30日に東京都荒川の河川敷にて「第21回 大学対校!ゴミ拾い甲子園」を開催! 「第21回 大学対校!ゴミ拾い甲 … 続きを読む
【地域体験型プロジェクト】大学生限定! 静岡県の新たな魅力を発見、動画制作メンバーを募集!
イベントレポート 「豪田ヨシオ部」では、静岡県の魅力を発見し、伝えてくれる動画制作メンバーを、大学生限定で募集します! 動画制作は初心者で … 続きを読む
次世代人材育成! 環境リテラシー向上「第21回 大学対校!ゴミ拾い甲子園」開催!
イベントレポート 環境リテラシー(環境教育)向上に役立つプログラムとして大学生から高い評価を得ている「大学対校! ゴミ拾い甲子園」。様々 … 続きを読む
3年目でZ世代の地域コミュニティが成長! 持続的な若者同士の交流を促進する「大学対校! ゴミ拾い甲子園in新潟県 2023」
イベントレポート 豪田ヨシオ部は、10月28日に「大学対校! ゴミ拾い甲子園in新潟県 2023」を新潟県新潟市西区の小針浜海水浴場で開 … 続きを読む
【日本海の環境美化活動に貢献】専門学生も参加OK「大学対校! ゴミ拾い甲子園in新潟県 2023」開催決定!
イベントレポート 10月28日(土)に、「大学対校! ゴミ拾い甲子園in 新潟県2023」を開催します! 新潟県での開催は今年で3年連続 … 続きを読む
【大学生募集】いちご生産日本一・真岡市の“シティプロモーション”を考えるアイデアセッション実施!
イベントレポート 8月28日(水)に、栃木県真岡市の職員さん、いちご農家さんによる“いちご”を活用したシティプロモーションを考えるアイデ … 続きを読む【環境人材育成】初の参加者400人超え!大学生が荒川の河川敷を一掃!環境活動「第21回 大学対校!ゴミ拾い甲子園」レポート!
イベントレポート 6月30日に東京都荒川の河川敷にて「第21回 大学対校!ゴミ拾い甲子園」を開催! 「第21回 大学対校!ゴミ拾い甲 … 続きを読む【地域体験型プロジェクト】大学生限定! 静岡県の新たな魅力を発見、動画制作メンバーを募集!
イベントレポート 「豪田ヨシオ部」では、静岡県の魅力を発見し、伝えてくれる動画制作メンバーを、大学生限定で募集します! 動画制作は初心者で … 続きを読む次世代人材育成! 環境リテラシー向上「第21回 大学対校!ゴミ拾い甲子園」開催!
イベントレポート 環境リテラシー(環境教育)向上に役立つプログラムとして大学生から高い評価を得ている「大学対校! ゴミ拾い甲子園」。様々 … 続きを読む3年目でZ世代の地域コミュニティが成長! 持続的な若者同士の交流を促進する「大学対校! ゴミ拾い甲子園in新潟県 2023」
イベントレポート 豪田ヨシオ部は、10月28日に「大学対校! ゴミ拾い甲子園in新潟県 2023」を新潟県新潟市西区の小針浜海水浴場で開 … 続きを読む【日本海の環境美化活動に貢献】専門学生も参加OK「大学対校! ゴミ拾い甲子園in新潟県 2023」開催決定!
イベントレポート 10月28日(土)に、「大学対校! ゴミ拾い甲子園in 新潟県2023」を開催します! 新潟県での開催は今年で3年連続 … 続きを読む