関係人口構築や移住の観点で実施 Z世代のアイデアを業務に活用!
恩田 流那様
栃木県真岡市『日本一のいちごのまち』認知度向上に向けてのアイデアセッション
——真岡市のシティプロモーションについて、どのような課題を抱えていましたか。
課題は、真岡市と真岡市のいちごの認知度の向上です。県内では、最近は「いちご生産量日本一」であることも認知されてきたと思いますが、県外ではまだまだ認知度が低いのが現状です。そこでまずは、ターゲットを拡散力の高い首都圏の若者に設定し、「真岡市と真岡のいちごを知ってもらうには?」「来訪してもらうには?」「稼げる農業である、いちご就農に興味をもってもらうには?」そのためのプロモーション方法を検討中でした。
——豪田ヨシオ部を活用しようと考えた理由を教えてください(なぜZ世代対象に目を向けたのか)。
真岡市では、「今の若者はどのように情報収集をしているのか?」「どういう価値観でモノ・コトを選ぶのか?」が重要な視点のひとつだと考えています。トレンドの最先端であるZ世代から、最近の流行(来訪につながりそうなこと)やSNSの使い方、また、人生観などについても生の声を聴いてみたいと思っていました。そして、その世代は数年後には社会人になりますから、関係人口の構築や移住の観点からも、Z世代を対象にした本事業に取り組むことにしました。
——実際に開催したイベントの感想を教えてください(学生たちが出したアイデアなどについて)。
市の概要やいちご農家さんの講演を、学生それぞれが真剣に解釈し、話し合いの時間には活発に意見を交わしていたのが印象的です。企画面では旅行や企業とのコラボ、発信面ではTiktokの活用や効果的なサムネイルなど、沢山のアイデアを出していただきました。また、プロモーションの方法だけでなく、旅行や食べ物、お土産に使う金額などについても話す機会があり、リアルな価値観を知ることができました。
——今回のイベントを通じて、真岡市様の狙いや目的は達成できましたでしょうか。
はい。いただいたアイデアの一部は、さっそく業務に活かしています。例えば、すぐに対応可能だったSNS発信関係(サムネイルや動画の工夫など)は担当者が既に実践していますし、会議のなかでも「こう言っていたよね」と軌道修正することもあります。まだまだ検討すべきことはたくさんありますし、SNSもどのような結果が出るかはこれからですが、まずは私たちの中で選択肢が増えたことがありがたいですね。
——イベント終了後、改めて豪田ヨシオ部のどのような部分が魅力だと感じましたか?
一番は、現役の大学生とアイデアセッションができること、直にお話できることだと思います。参加してくれる学生たちがみなさん社交的なので、いろんな意見を聴くことができましたし、少なくとも本市ではそういった事業がなかったので貴重な機会でした。豪田ヨシオ部では、首都圏だけでなく地方の大学生にもアプローチできるとのことなので、今後は、県内や近隣の大学生とも関わっていけたらいいなと思っています。
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