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アンケート調査実施!東京オリンピック・東京パラリンピックボランティア!! 現時点で参加したい大学1.2年生は47.7%!!

早稲田大学3年 ポン

2018.09.26 (水)

 こんにちは! 豪田ヨシオ部インターン、早稲田大学3年の“ポン”です!

 2013年に2020年のオリンピック・パラリンピック開催地が東京に決まり、ついに2018年9月26日(火)から東京オリンピック・パラリンピックのボランティア募集が開始されました。活動期間の長さを考えるとボランティアに参加しやすいのは大学生が多いのではないでしょうか。そして、2018年7月26日には、スポーツ庁と文部科学省が全国の大学と高等専門学校に東京オリンピック・パラリンピックの日程に配慮して2020年の授業や試験のスケジュールを組むよう求める通知を出したことで、是非は別として大学生のボランティア参加が期待されているように思います。
 
 そこで、「社会貢献は大人の部活だ!」をキャッチフレーズに大学生が中心になって「部活」(大学生が企業の課題解決案を社会貢献という切り口で企画提案し、実施する活動)の運営と情報発信を行っている「豪田ヨシオ部」(運営:株式会社クリエイティブPR)は、2020年も学生である可能性が高い、大学1、2年生の176名を対象に「東京オリンピック・パラリンピックボランティア意識調査」を実施しました。
 
【調査概要】
・調査名:「東京オリンピック・パラリンピックボランティア意識調査」
・実査時期:2018年8月24日(金)〜9月2日(日)
・調査方法:インターネット調査
・調査対象者:大学1年生、大学2年生
・回答者数:176名(首都圏151人、その他地域25人)
・性別:男性73人(41.5%)、女性103人(58.5%)、その他0人(0%)
・学年:1年82人(46.6%)、2年94人(53.4%)
・文理:文系147人(83.5%)、理系29人(16.5%)
【東京2020大会ボランティア募集要項】
・活動期間:大会期間中及び大会期間前後において、10日以上の活動を基本とする
・活動時間:休憩・待機時間を含み、1日8時間程度
・応募可能条件:1. 2002年4月1日以前に生まれた方2. 活動期間中において、日本国籍又は日本に滞在する在留資格を有する方
・募集人数:80,000人
※9月18日に発表された「大会ボランティアに対し、交通費相当として1日あたり1000円のプリペイドカードを支給する」という条件は含まずに調査を実施しております。
 
詳しくは
https://tokyo2020.org/jp/special/volunteer/
 
 初めに、現時点でボランティアに参加したいか聞いてみました。参加したいと回答した方は47.7%と約半数を占めました。

①「参加したい」と回答したのは47.7%(84人)
 
以下理由

「選手などと会えるかもしれないから」早稲田大学1年男子
「少しでも人の役に立ちたいから」立教大学2年女子
「国際的な活動に興味があるから」法政大学2年男子
「英語を使った案内をしたいから」早稲田大学2年男子
「たくさんの外国人のお手伝いをし、オリンピックを楽しんでもらうと同時に日本のことについても興味をもってもらいたいため」東洋大学1年女子
「オリンピックが日本で行われることが生きている間にもう無いのではと思うし、2020年は学生ということもあり積極的に関わりたいと思った」文教大学1年女子

 
さらに、「参加したい」と回答した方には現時点でどの活動に参加したいのかも聞いてみました。

 
 ボランティアの募集人数は活動内容によって異なります。アンケートでは、募集目安人数が16,000〜25,000人と最も多い「案内」が21.4%と1番人気でした。
 
 外国語でのコミュニケーションサポート等を行う「アテンド」を選択した武蔵野大学2年男子は、「自分の語学力を試したいのと、身につけたいと感じるから」と回答していました。

 せっかく大学等で外国語を学んでも日本で暮らしているとなかなか使う機会がないと思いますが、ボランティアで日本にいながらも実際に外国人とコミュニケーションを多く取れることは学生にとって良い機会だと認識しているようです。

 大会関係者等に向けて、通信機器等の貸出しや回収等のサポートを行う「テクノロジー」を選択したまた別の武蔵野大学2年男子は、「ボランティア活動の概要の中に、自分が役に立てる項目があったから」と回答していました。

 ボランティアは自分の能力や特技を大学外で発揮できる場でもあるんですね!

②「参加したくない」と回答したのは20.5%(36人)

「無償だから」専修大学2年男子
「拘束時間が長いから」立教大学1年女子
「学生をタダ働きの労働力としか見てないから」京都大学1年男子
「観る側で居たいから」早稲田大学2年男子
「オリンピックにそれほど関心がないから」東洋大学2年女子
「それに充てるお金を使えば多少はボランティアたちの経済的負担を減らせるのでは?と思えるようなコマーシャル活動ばかり盛んに行われていて、お金の使いどころを間違っていると思うから」京都大学2年女子


 そして、「参加したくない」と回答した方にはどのような条件や制度があれば参加したいと思うか聞いてみました。

「優先的な観戦権」法政大学2年男子
「1日だけでも参加できる」立教大学1年女子
「就活に役立つ」専修大学2年男子
「労働環境の改善、交通費食費負担」成蹊大学1年男子
「どのような仕事があるのか細かく知りたい」山形大学2年女子


 様々な意見がありましたが、やはり見合う報酬が欲しいという意見が目立ちました。

③「どちらとも言えない」と回答したのは31.8%(56人)

「就活中かもしれないから」国際基督教大学2年女子
「自分が必要とされていることが明確ならば参加したい」南山大学1年女子
「具体的なボランティアの内容が分からない」日本獣医生命科学大学1年男子
「せっかくなので参加したいが、待遇などを考えると自分の時間、お金を使ってまでやる気にはならない」成蹊大学1年男子
「やりたい気持ちはあるが炎天下の中長時間作業するのは少しきついと感じてしまう部分・要素があると考えるから」早稲田大学2年男子
「興味はありますが、職種によるし、東京は遠いので」名古屋大学2年女子


 2年後の就職活動の予定がわからない、自分にできるかわからないなどまだまだ不安が多く残ることから、ボランティアに参加したいかしたくないかどちらとも言えないと答える人が目立ちました。ちなみに、経団連の中西宏明会長が9月3日に定例記者会見で2021年卒業の学生の就職活動に関する指針を廃止する意向を示したことも報道されました。ボランティアをする上で就職活動も気になるという学生ならではの悩みが目立ちました。

 最後に、全員に聞いてみました!

④スポーツ庁と文部科学省が全国の大学と高等専門学校に東京五輪・パラリンピックの日程に配慮して2020年の授業スケジュールを作成するよう求める通知を出しましたが、これに関してどう思いますか?

「オリンピック、パラリンピックに少しでも触れる機会を増やすことで、将来的なビジョン、夢が増える可能性が期待されるのではないかと考えるため、賛成します」法政大学2年女子
「大学には学費を払って行っているのでボランティアのために日程が変更されるのはおかしいと思う」日本女子大学1年女子
「国と国民が一体となり東京五輪を応援出来るので良いと思う。一方、五輪に興味のない人まで巻き込んでしまうため、一定のデメリットもある」東洋大学2年男子
「学生の間に国際イベントを肌で感じられる良い機会なので授業スケジュールを五輪に合わせることは良いことだと思います」成蹊大学1年男子
「目的がボランティアに参加させたいからなのかスポーツ観戦を通してなにかを学ばせたいからなのか知らないが、前者ならちょっとどうかなと思う」早稲田大学2年女子
「将来の職業選択の判断材料となる貴重な経験ができることに嬉しく思う」武蔵野大学2年男子

 大学生側の意見では、オリンピック・パラリンピックに配慮した授業のスケジュールはメリット、デメリットどちらも多く挙げられました。この通知が出されてからまだ1ヶ月半ほどしか経っていないため、各大学側が行う具体的な施策が明らかになっていくと大学生の意見も変わるのではないでしょうか。

 現在大学1、2年生にとって大学生は、社会に出る前の最後の学生期間です。そのような時期にオリンピック、パラリンピックが自国で開催されることは貴重な機会です。ただ、賛否様々な意見や指摘が報道されています。募集が開始された今、自分は2年後どのように東京オリンピック、パラリンピックと向き合うべきか考えてみるべきではないでしょうか。

豪田ヨシオ部では経験の有無に関わらず、あなたが挑戦できるコトがあります。Webメディアのライター、大手企業への企画営業、学生を集めたイベントの企画・運営、マスコミへの広報活動、etc. チャレンジしたことを形に残し、悔いのない学生生活にしませんか? ご興味のある方は、こちら!見学も大歓迎です!

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