豪田ヨシオ部は社会貢献を部活と呼びます

先進的な社会貢献活動に取り組む企業を学生が訪問 VOL.2 ユニクロ~(株)ファーストリテイリング

2016.07.13 (水)

難民の自立支援にデザイナーとコラボ、国内店舗で雇用

 難民生活は長期化しがちです。状況によっては数十年にわたる人もいます。そこで、UNHCRをはじめ国連機関が様々な技術を身に着ける、自立支援プログラムを用意しています。ユニクロは、その自立支援を行う運営費などとして、2015年11月、UNHCRに新たに1,000万ドル(当時12億円)を寄付すると発表しました。

 

未来にチャンスを! 難民女性の自立を支援するトートバック

トート

 ユニクロは新しいチャレンジとして、フランスの女性デザイナー、オランピア・ル・タンさんとコラボレーション。彼女のブランドロゴをワッペンにし、マレーシアで暮らす難民女性の方々に刺繍してもらったトートバッグ(写真)を、日本、フランス、イギリス、ドイツで限定販売したのです。「難民生活を送る方々が商品の一部を刺繍し、技術を学びながら収入を得る。売上はUNHCRを通じて難民の自立支援に充てられるプロジェクトです」とシェルバさん。オリンピア・ル・タンさんは、ユニクロが難民支援に真摯に取り組んでいることを知り、コラボしたいと考えたそうです。今年4月に販売されたこのバッグは、瞬く間に完売しました。

 

難民雇用が日本のスタッフの意識や仕事のあり方を変える

 

1J3A1161_チンハウルンさん 現在、ユニクロは日本国内の店舗で19名の難民の方々を雇用し、そのうち2名が正社員として働いています。「ミャンマー、エチオピア、エジプトなど様々な国籍の方が働き、彼らから日本人のスタッフが学ぶことも少なくありません」とシェルバさんは強調します。

 難民の方々は認定されて日本で暮らすようになっても、仕事を見つけることは容易ではありません。ユニクロは業務で使う日本語の補講や様々な研修、日本の社会になじむためのサポートをし、得意な分野で自分らしく働く環境づくりを進めています。

 ある店舗で働く難民の方は、日本語が全く話せない状態で日本に来ました。しかし店内の掃除などを完璧にこなし、一生懸命に働くその姿は日本人のスタッフの心を動かし、自分たちの仕事の在り方を見直す機会になり、店内の雰囲気もがらりと変わったそうです。

 2007年に祖国ミャンマーを離れ、日本で難民認定を受けたチンハウルンさん(写真)もユニクロで働き始めた1人です。今では正社員になり、店長代理として働くほどです。彼女が入社して3か月しか経っていない頃、すでに他のスタッフに指示を出している姿をシェルバさんは見かけ、驚いたそうです。チンハウルンさんの夢はミャンマーでユニクロの店を開くこと。「一人一人のスキルによって接客やお直し(補正)など様々な仕事ができ、難民の皆さんは夢や希望を持って働いています」とシェルバさんは話してくれました。

 

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