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大学生へ

先進的な社会貢献活動に取り組む企業を学生が訪問 VOL.1 LUSH ラッシュジャパン

2016.06.21 (火)

日本では動物実験の実態がわからず、3割の人しか知らない

動物実験反対のマーク

動物実験反対のマーク

 

105 安全性の確認が化粧品メーカーに任されている日本。ラッシュジャパンがパートナー団体とともに国内で意識調査を2012年に行ったところ、動物実験の存在を知っている方は3割だったそうです。「残り7割の方に知っていただけたら、あっと言う間に『動物実験は嫌だ』という声が広がると思います。日本の場合、そこが一番の課題だと思います」と高橋さん。

 LUSHの商品1つ1つには、写真のように動物実験反対のマークがつき、同じマークのTシャツを着たスタッフもいます。「お客様とのコミュニケーションの中や、家に帰ってマークをご覧になった時に動物実験について考えるきっかけとなり、それが意識に変わり、願わくば行動に変わり、社会を変えることにつながればと考えています」と小山さん。動物実験のことを知らなかった私はまさにそうでした。
 
 高橋さんは「NO!動物実験だけで商品を選んでいただきたいというつもりはなく、使い心地や価格など様々な選択ポイントの中で、当たり前のように『動物実験は嫌だ』という基準も入ってくる社会になればと思います」。私も本当にそう思います。

 

フェアトレードの点でもLUSHは先進的

 私は大学で「フェアトレード」について学び、その点でもLUSHは先進的だと思います。世界中の原材料生産者の所へ出かけ、動物実験に関わらないということだけでなく、そこで働いている人が正当に扱われ、ハッピーかどうかを確認し、関係を築いていく。原材料を供給する人、化粧品を作る人、もちろんお客様もみんなが1つのコミュニティ、「LUSHに関わる全ての人がハッピーに」を目指していることがよくわかりました。

 

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